今回は、
- Do you know what he did?
- What do you think he did?
の違いを解説したいと思います。
何が違うの?
ズバリ、whatが文頭に出ているかどうか?という点です。
- Do you know what he did?
- What do you think he did?
なぜこのような違いが出るのか? 理由をスッキリ解説していきたいと思います!
Do you know what~? 型の訳
まずは、Do you know what~ 型の日本語訳から見てみましょう。
例文はコチラです。
Do you know what he said.
(あなたは、彼が何を言ったか知っていますか?)
what he saidの部分が間接疑問の語順になっており、
「彼が何を言ったか」という訳になっています。
それがDo you know~?「あなたは知っていますか?」と組み合わさり、
「彼が何を言ったか、あなたは知っていますか?」という日本語訳になっているのです。
What do you think~? 型の訳
次はWhat do you think~ 型の日本語訳を見てみましょう。
例文はコチラです。
What do you think he said.
(あなたは、彼が何を言ったと思いますか?)
what ~ he saidの部分が「彼が何を言ったか」、
do you think~?の部分が「あなたは思いますか?」ですね。
それらが組み合わさり、「彼が何を言ったと、あなたは思いますか?」という日本語訳になっているのですね。
whatが文頭に出る理由
それぞれの訳を確認したところで、whatが文頭にくる/こない理由を考えてみましょう。
法則はシンプルです。ズバリ、下記の通りです。
- 文頭がDo (Does, Didなど)~で始まる文は、yes/noで答えなければいけない
上記の法則を言い換えると、
- yes / noで答えられる文 →Do you~を使用
- yes / noで答えられない文 →What do you~を使用
というコトになります。
イマイチピンとこない…
まずは、Do you~型から確認してみましょう。
Do you know what he said?
(あなたは、彼が何を言ったか知っていますか?)
これは、「知っていますか?」と聞かれているので、「はい知っています/いいえ知りません」と答えることが出来ますね。
yes / noで回答できるので、Do you~の形が使われているのです。
一方、What do you~の例文を再度確認してください。
What do you think he said?
(あなたは、彼が何を言ったと思いますか?)
この文は、「何を言ったと思う?」と聞いているわけです。
これに対し、「はい思います/いいえ思いません」と答えたらどうでしょう。
会話が成り立ちませんね。
たしかに…
仮に、次のような文があったとしましょう。無理やり訳すと、カッコ内のような訳になると思います。
Do you think what he said.
(あなたは、彼が何を言ったと思いますか?)
やはり、yes / noで答えることは出来ませんね。なので、What do you think~?のように、疑問詞を頭に出しているのです。
動詞の種別
鋭い方はお気づきでしょうが、
- Do you know~?型
- What do you think~?型
を取る動詞は、ある程度決まっています。
なぜなら、動詞が持つ意味合いによって、yes / noで答えるべき質問になるかどうかが定まってくるからです。
せっかくの機会なので、下記にざっくりまとめておきますね。
- Do you know~?型
- explain, know, remember
- What do you think~?型
- believe, conclude, consider, expect, fear, guess, hope, imagine. say, suggest, suppose, suspect, think
こちらについては丸暗記する必要はないかもしれません。文を作るたびに「この質問ってyes / noで答えられるかな…?」と考えればそれでOKです。
おわりに
いかがでしたか? 一見ややこしい疑問文の作り方ですが、意味を理解すれば、すっきりクリアできますね!
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