【豆知識】関係代名詞で「~, that」や「前置詞+that」がダメな理由とは?

英文法

 

今回は関係代名詞thatの豆知識をまとめてみました。

 

関係代名詞thatは、「~, that」や「前置詞+that」という形で使ってはいけないのですが、それにはちゃんとした理由があります。

 

それはいったいどのような理由なのか? サクッと確認してみましょう!

 

「~, that」や「前置詞+that」がダメな理由

「~, that」や「前置詞+that」がダメな理由は、ズバリ下記の通りです。

 

ポイント
  • thatは先行詞との結びつきが強く、間に何か別のモノが入るのを嫌うため

 

 

例えば下記のような例文を見てください。先行詞(直前の修飾する名詞)が強い意味を持つ場合は、whoやwhichではなく、thatが使われやすい傾向にあります。

The only country that I love is Japan.

(私が愛する唯一の国は、日本です)

 

The only girl that I love is Mary.

(私が愛する唯一の女の子は、メアリーです)

 

※赤字は先行詞です。強い意味を含む点に注目です

 

 

thatはth-というアルファベットを含みますよね。

 

th-はthis, these, thoseなどのように、「特定の何かを指す」ときに使われる単語に含まれています。

 

 

特定の何かを指しているので、先行詞とのつながりを強く感じさせるのです。そのため、先行詞が強い意味を持つとき、thatが好まれるのです。

※関係代名詞thatをあえて使った方が良いパターンというのがいくつか存在します。詳しくは下記の記事をご覧くださいね。一瞬で理解できます。

【決定版】関係代名詞thatが好まれるパターン4選

 

 

 

これは逆に言えば、thatは先行詞との結びつきが非常に強いということです。そのため、thatは先行詞との間に何かが挟まれることを非常に嫌がるのですね。

 

 

従い、

  • 前置詞 + that
  • ~, that

といった形は通常NGとなるのですね。

 

 

例文で見てみましょう。thatが使われていない点に注目です。

This is the house in which I used to live.

(これは、わたしがかつて住んでいた家だ)

 

This is the house, which I love.

(これは家だが、わたしはその家が大好きだ)

※関係代名詞の前にカンマがあるパターンは「非制限用法」と言います。「なにそれ?」という方は、下記の記事をご覧くださいね。死ぬほどわかります。

【カンタン理解】非制限用法とは? 制限用法との意味の違い

 

おわりに

いかがでしたか?

 

丸暗記するより、理由がわかると英文法も楽しくなりますね!

 

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