今回は関係代名詞thatの豆知識をまとめてみました。
関係代名詞thatは、「~, that」や「前置詞+that」という形で使ってはいけないのですが、それにはちゃんとした理由があります。
それはいったいどのような理由なのか? サクッと確認してみましょう!
「~, that」や「前置詞+that」がダメな理由
「~, that」や「前置詞+that」がダメな理由は、ズバリ下記の通りです。
- thatは先行詞との結びつきが強く、間に何か別のモノが入るのを嫌うため
例えば下記のような例文を見てください。先行詞(直前の修飾する名詞)が強い意味を持つ場合は、whoやwhichではなく、thatが使われやすい傾向にあります。
The only country that I love is Japan.
(私が愛する唯一の国は、日本です)
The only girl that I love is Mary.
(私が愛する唯一の女の子は、メアリーです)
※赤字は先行詞です。強い意味を含む点に注目です
thatはth-というアルファベットを含みますよね。
th-はthis, these, thoseなどのように、「特定の何かを指す」ときに使われる単語に含まれています。
特定の何かを指しているので、先行詞とのつながりを強く感じさせるのです。そのため、先行詞が強い意味を持つとき、thatが好まれるのです。
※関係代名詞thatをあえて使った方が良いパターンというのがいくつか存在します。詳しくは下記の記事をご覧くださいね。一瞬で理解できます。
これは逆に言えば、thatは先行詞との結びつきが非常に強いということです。そのため、thatは先行詞との間に何かが挟まれることを非常に嫌がるのですね。
従い、
- 前置詞 + that
- ~, that
といった形は通常NGとなるのですね。
例文で見てみましょう。thatが使われていない点に注目です。
This is the house in which I used to live.
(これは、わたしがかつて住んでいた家だ)
This is the house, which I love.
(これは家だが、わたしはその家が大好きだ)
※関係代名詞の前にカンマがあるパターンは「非制限用法」と言います。「なにそれ?」という方は、下記の記事をご覧くださいね。死ぬほどわかります。
おわりに
いかがでしたか?
丸暗記するより、理由がわかると英文法も楽しくなりますね!
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