前回so that/such that構文に関する違いを取り上げましたが、一点補足があったのでこちらに追記いたします。
なお、so that / such that構文の違いに関するメインの説明はこちらをご覧ください。
<参考>so that / such that構文の違い徹底解説
S is such thatはso that構文の言い換え!
さて、今回取り上げたいのはコチラの構文です。
・S is such that S’V’: Sは非常なものなので、S’V’だ
= S is so great that S’V’
= Such is S that S’V’
例文でみてみましょう。
His talent was such that he succeeded.
(彼の才能は非常に優れていたので、彼は成功した)
これだけみても、「なんでこの訳になるの?」と感じると思います。特にsuchがどう訳に反映されているのかわかりづらい。なかなか覚えるのが難しそうです。
そこで、この構文ではsuch = so greatと解釈します。
するとどうでしょう?
His talent was such that he succeeded.
= His talent was so great that he succeeded.
(彼の才能は非常に優れていたので、彼は成功した)
これはまさにso~that…構文で、「とても~なので…だ」と訳せてしまいます。
ちょっと特殊なのは、such=so greatという関係がほぼ固定されていることです。suchを直訳すると「そのようなものなので」くらいの訳になりますが、この構文では「そのようにスゴイものなので」の省略、つまりはsuch=so greatと考えます。such=so great部分の和訳は、文脈に合わせて適当に調整してOKです。
ちなみに、S is suchの部分が倒置するパターンもあります。
His talent was such that he succeeded.
= Such was his talent that he succeeded.
(彼の才能は非常に優れていたので、彼は成功した)
もともとHis talent was such~だったのが、Such was his talent~になっています。
まとめ
いかがでしたか?
英作文ではあまり使うことのなさそうな表現ですが(普通にso that構文を使えばいいと思います。ややこしいから…笑)、長文読解等で出くわした場合は焦らず対処できるようにしておきましょう。
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