今回はS is such thatの意味を解説してみました。
そもそも意味が分からないうえに、
- 倒置が起きる
- S is so great thatに書き換え出来る
のように、学習者を惑わせる要素満載の表現です。
一体どういうことなのか? サクッと確認していきましょう!
※so that / such that構文の違いに関するメインの説明はコチラをご覧ください。参考:so that / such that構文の違い徹底解説
S is such thatの意味・書き換え
まずは結論から。S is such thatの意味・書き換えをまとめてみましょう。
- S is such that S’V’: Sはとても甚だしいのでS’V’だ(S’V’するほどSは甚だしい)
= S is so great that S’V’
= Such is S that S’V’
真ん中の「S is so great that S’V’」が一番わかりやすいと思います。これは「so~that S’V’: とても~なのでS’V’だ(S’V’するほど~だ)」にgreatが挟まれた形です。
一番下の「Such is S that S’V’」は、Suchが文頭に出たため、後ろが「is S」と倒置しています。SuchやSoが文頭に出ると後ろが倒置する、というルールが英語にはあるのですね。
そのため、いずれも「Sはとても甚だしい (great)ので、S’V’だ(S’V’するほどSは甚だしい)」という訳になるのですね。
例文でみてみましょう。
His talent was such that he succeeded.
= His talent was so great that he succeeded.
= Such was his talent that he succeeded.
(彼の才能は非常に優れていた (甚だしかった)ので、彼は成功した)
※細かい話をすると、この場合のsuchは名詞として「そのようなもの」程度の意味になります。「そのようなものって、どのようなものなの?」という疑問に答えるのがthat以下で、「~するくらいのものだよ」とつながります。つまり直訳すると「~するくらいのものだった」ということです。上の例文であれば、「彼の才能は成功するほどのものだった」程度の直訳になります。
また、否定文であれば、「S’V’するほどSは甚だしい」の訳がうまくいくことが多いです。
His salary isn’t such that he can buy a car.
(彼の給料は車を買えるほどではない =彼の給料は車を買えるほど甚だしくはない)
おわりに
いかがでしたか? ややこしいので、和訳・並び替えなどで問われることも多いポイントです。今回の記事が役立てたのであれば嬉しいです。
なお、so that / such that構文の違いに関するさらに詳しい説明はso that / such that構文の違い徹底解説にあります。5分程度でサクッと読めるので、ぜひお読みくださいね。
コメント
[…] <参考>S is such that~の訳し方 […]
His talent is such that he succeeded. のときのsuchの品詞は何になるのでしょうか…?名詞でしょうか?辞書のどの訳になるのかがよくわからなくて悩んでまして、よかったらご教示願いたいです。
コメント誠にありがとうございます。
この場合のsuchを分類するとすれば、辞書などでは名詞に分類されています。「そのようなもの」程度の意味になります。
「そのようなものって、どのようなものなの?」という疑問に答えるのがthat以下で、「~するくらいのものだよ」とつながります。つまり直訳すると「~するくらいのものだった」ということです。今回の例文であれば、「彼の才能は成功するほどのものだった」程度の直訳になります。
ただ、such thatの場合は一つの提携表現として覚えてしまってもあまり差支えはない気がするので、「such that~: とてもすばらしい(great)ので~だ」と丸ごと覚えてしまっても構わないかと思います。