「仕事」という英単語を挙げなさい!と言われたら、下記のような単語が頭に浮かぶと思います。
business/job/work/task
みなさんはこれらの単語の違いがわかりますか?
わからん…
実は結構ニュアンスが異なるのです。今回はこれらの違いについてわかりやすくまとめてみました。3分程度で読めますよ!
business/job/work/taskの違い
business/job/work/taskは重なり合っている使い方もありますが、イメージの違いを前面に出すならば、下記のような違いがあります。
- business: 業界全体を指す・自分で営んでいるイメージ
- work: 広い意味での仕事というイメージ(やや抽象的)
- job: 具体的な仕事というイメージ
- task: 義務として課されている一つ一つの仕事というイメージ
一つずつ、例文付きで見ていきましょう。
business/job/work/taskの例文
business/job/work/taskの例文です。
businessのイメージ
businessは、業界全体を指したり、自分で商売を営んでいる場合に使われることが多いです。「ビジネスをする」という日本語にも、自分で会社を運営しているような語感がありますよね。
こちらが例文です。
She took over the family business.
(彼女は家業を引き継いだ)
He is in the computer business.
(彼はコンピュータ関係の仕事をしている)
workのイメージ
workはかなり広いイメージがあります。抽象的な意味での仕事を表します。
抽象的なこともあり、基本的には不可算名詞として使われます(可算名詞として使われると「作品」の意味を持ちます)。
She started work after she graduated from university.
(彼女は、大学卒業後に仕事を始めた)
I have lots of work to do.
(わたしはすべき仕事がたくさんある)
Are you free after work?
(仕事のあとヒマですか?)
なお、workは動詞としてもよく使われますね。当たり前ですが、動詞にはaやtheが付きませんよね。これは、動詞には動きがあるため、定まった輪郭がないと考えられるからです。
これはわたしの推測ですが、workが持つ抽象的な意味と、動詞のイメージの相性が良いのかもしれません。
You have to work hard.
(一生懸命頑張らなければいけないよ)
jobのイメージ
jobは、workよりも具体的なイメージがあります。具体的な仕事内容を喚起する文脈で使われることが多いです。
具体的なので、原則として可算名詞として使用されます。
She got a job as a secretary.
(彼女は秘書の仕事を手に入れた)
He lost his job.
(彼は職を失った)
taskのイメージ
taskは、義務として課されている個別の仕事というイメージです。
「タスクを課す」という表現は日本語にもなじんでいますね。それと同じ感覚です。
I have to finish this task by tomorrow morning.
(わたしは明日の朝までにこの仕事を終えなければいけない)
He has completed a difficult task.
(彼は難しい仕事を終えた)
おわりに
いかがでしたか?
「仕事」にまつわる単語については、日本語に溶け込んでいる表現も案外参考になりますね。
質問等あればコメント欄までお願いいたします。
コメント
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