今回は最上級が主語でeven「~でさえ」の意味を持つ理由について解説します。
一見「?」な表現ですが、理屈を考えると一発で理解できますよ!
一体なぜそのような意味になるのか?
超わかりやすく解説します!
最上級がeven「~でさえ」の意味を持つ理由
最上級がeven「~でさえ」の意味を持つ理由を考えてみましょう。
まずは例文を見てください。
The strongest man cannot beat a bear.
(最も強い人間でさえ、クマには勝てない)
主語に最上級表現「最も強い男」が来ている点に注目です。
なんとかしてクマに勝ちたい、クマをやっつけたい…
そんな希望を持った人類は、クマに勝つために「最も強い人間」を持ってくるわけです。
人類最強の男。ウィル・スミス。彼が負けたら地球は終わりです。
しかし、やはり彼もクマには勝てない。
そんなとき、皆さんは心の中で何を思うでしょう?
そう。
「彼でも勝てなかった」「彼でさえダメか」
いずれも、「even: ~でさえ」を含んだつぶやきですね。
このように、最上級表現がevenの意味を含むことがあるのですね。
これはevenの省略と考えてもOKなので、最初の例文は次のように書き換えてもOKです。
The strongest man cannot beat a bear.
Even the strongest man cannot beat a bear.
(最も強い人間でさえ、クマには勝てない)
他にも、同様の表現を用いた例文をいくつか紹介しておきます。
The wisest man cannot solve the problem.
(最も賢い人間でさえ、その問題は解けない)
The fastest spaceship would not reach the star in an hour.
(最も速い宇宙船でさえ、1時間でその星に着かないだろう)
理屈さえわかれば、覚えるのはカンタンですね!
おわりに
いかがでしたか? ちょっと興味深い最上級が主語でeven「~でさえ」の意味を持つ理由でした。
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