今回はA is to B what C is to Dについて解説します。
これは「AのBに対する関係は、CのDに対する関係と同じだ」と訳します。知らないと出来ませんね。
どうしてそんな和訳になるの?
この記事では、「なぜそんな和訳になるか?」というみなさんの疑問にもお答えしたいと思います。
覚え方は「A→B = C→D」
A is to B what C is to Dの和訳・イメージは下記のとおりです。
- 意味: AのBに対する関係は、CのDに対する関係と同じだ
- イメージ: A→B = C→D
- 元の語順: A is [what C is to D] to B (第2文型)
日本語だけ見てもよくわからない…
簡単に覚えるためには、イメージで考えます。前置詞toに注目です。
toってどんな意味だっけ?
toは「矢印が到達する」という意味です。
“I go to Yokohama. (わたしは横浜へ行く)”であれば、わたしが横浜に到着することを意味として含むんですね。つまり、「I→Yokohama」ということです。
これを今回の構文 A is to B what C is to D で考えてみましょう。
細かいところは無視して、「A to B」「C to D」という2つのカタマリがあるのはわかりますか? ここを、先ほどの矢印のイメージで理解してください。
つまり、「A→B」「C→D」です。玉突きのようなイメージです。ここから「Bに対するA」「Dに対するC」という日本語訳が出てきます。
あとは「A→B」と「C→D」をイコールでつなげば終わり。「A→B = C→D」ですね。日本語にすれば、「AのBに対する関係は、CのDに対する関係と同じだ」です。下の図のイメージで覚えてしまうのが簡単だと思います。
最後に例文でも見てみます。
Exercise is to the body what thinking is to the brain.
(運動の身体に対する関係は、思考の脳に対する関係と同じだ)
「Exercise → the body = thinking → the brain」という関係が成り立っていますね。
元の語順はA is [what C is to D] to B
ここから先は少しマニアックな説明になります。
実は今回の構文、元の語順はA is [what C is to D] to B (第2文型)だったんですね。
Aが主語で、[what C is to D]が補語、Bが副詞句になっています。whatは関係代名詞ですね。「~するコト」と訳します。
直訳すると、「Aは、〔CがDにとってそうであるコト〕だ。Bにとって」でしょうか。ややわかりにくいですね…笑
おわりに
いかがでしたか。とりあえずこの構文は「A→B = C→D」のイメージで捉えるのが、覚え方としては最も効率的ですね。イメージで覚える、というのは英語の本質的な意味を理解することにもつながるので、決して悪いことではないと思います。
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