今回はI wish/If only/would that/would rather/How I wishについて説明したいと思います。
実はコレ、仮定法の一種なのですね。
どのような訳・使い方をするのか確認していきましょう。
3分程度で読めますよ!
I wish/If only/would that/would rather/How I wishの意味まとめ
まずは、I wish/If only/would that/would rather/How I wishの意味と使い方をまとめておきましょう。
- I wish SV-
- Would that SV-!
- If only SV-!
- How I wish S V-!
- I would rather SV- (正確に言うとこれだけ少し訳が違い、「むしろSV-であればよいのだが」となります)
- 現在の話をしている ⇒Vは過去形を使用
- 過去の話をしている ⇒Vはhad Vp.p. (過去分詞)を使用
- 未来の話をしている ⇒Vはwould/couldを使用
- wishedが使われても時制の一致は受けない ⇒wishの時点を起点に現在・過去・未来なのかを考えて、Vの形を決定する
ポイントは、
- 現在の話をするときはVが過去形
- 過去の話をするときはVがhad Vp.p.
- 未来の話をするときはVがwould could
の形になる点です。
仮定法では、
本来使うべき時制より一つ後ろへ時制をずらすことで、「現実に反する」
という意味合いを出すことができるのでしたね。
※仮定法について詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
また、I wishedのように、wishedの部分が過去形になった際、後ろのVの形に要注意です。
具体的には、例文と一緒に見ていきましょう!
I wish/If only/would that/would rather/How I wishの例文
I wish/If only/would that/would rather/How I wishの例文と一緒に具体例を見ていきましょう。
Vが過去形
まずは、Vに過去形を使用しているパターンから見ていきましょう。
I wish I lived in Hawaii.
= Would that I lived in Hawaii!
= If only I lived in Hawaii!
= I would rather I lived in Hawaii.
(わたしがハワイに住んでいればいいのになあ)
⇒現在ハワイに住んでいないことを悔いている。実際「わたし」はハワイに住んでいない
ちなみに、主語が異なる場合、Iの部分を変えればOKです。
She wishes she lived in Hawaii.
(彼女は自分がハワイに住んでいればなあ、と思っている)
Vがhad Vp.p.
次に、Vにhad Vp.p.を使用しているパターンです。
I wish I had lived in Hawaii.
= Would that I had lived in Hawaii!
= If only I had lived in Hawaii!
= I would rather I had lived in Hawaii.
(わたしがハワイに住んでいたらいいのになあ)
⇒過去にハワイに住んでいなかったことを悔いている。実際「わたし」はハワイに住んでいなかった
Vがwould/could
これからする行為、未来の行為に対するときは、Vの部分がwould/couldになります。
I wish he would come to the party.
(彼がパーティーへ来ると良いのに)
I wish I could go with him.
(わたしが彼といっしょに行ければ良いのに)
⇒未来に来ない/行けないことを悔いている。実際「彼/わたし」は来ない/行けない。
I wishedの場合
I wishedの部分が過去形になっても、後ろのVは時制の一致は受けません。
あくまで、wishedした時点から考えて現在・過去・未来なのかでVの形が決まる点に要注意です。
まずはwishedした時点で現在の場合。Vは過去形になります。
I wished I had a car.
(車を持っていれば良いのに、と思った)
次にwishedした時点よりも過去の場合。Vはhad Vp.p.になります。
I wished I had had a car.
(車を持っていたら良かったのに、と思った)
※一個目のhadは過去完了を示すhad、二個目のhadは「have:持っている」の過去分詞hadです。
最後にwishedした時点よりも未来の場合。Vはwould/couldになります。
I wished I could do something for world peace.
(世界平和のために何か出来れば良かったのに、と思った)
まとめ
いかがでしたか? 最後にまとめを再掲しておきます。
- I wish SV-
- Would that SV-!
- If only SV-!
- How I wish S V-!
- I would rather SV- (正確に言うとこれだけ少し訳が違い、「むしろSV-であればよいのだが」となります)
- 現在の話をしている ⇒Vは過去形を使用
- 過去の話をしている ⇒Vはhad Vp.p. (過去分詞)を使用
- 未来の話をしている ⇒Vはwould/couldを使用
- wishedが使われても時制の一致は受けない ⇒wishの時点を起点に現在・過去・未来なのかを考えて、Vの形を決定する
一度理解してしまえば、使い方は非常にシンプルですね。
実際の英会話でもよく使えるので、何度か口ずさんで覚えてくださいね。
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