よくある悩み相談に「洋書を読みたいけれど、毎回読み切れず挫折してしまう…」というものがあります。
そんな方向けに、「どんな本を/どのように読めばよいか」を解説してみました。
5~6分程度で読めるので、ぜひ目を通してみてくださいね。
どんな本を読むか?
まずは「どんな本を読むか?」ですが、下記の条件を満たしているものがオススメです。
- 比較的平易な英語で書かれている
- 長すぎない
- 面白い
- ある程度知っている内容である
まず、「1. 比較的平易な英語で書かれている」「2. 長すぎない」「3. 面白い」はみたままですね。
ある程度簡単な英語でないと最初のうちは辛いですし、長いと最後まで読む気が失せます。また、面白くなければそもそも読書なんてできません。
そして、「4. ある程度知っている内容である」というのも意外と重要なポイントです。
自分が全く知識を持たない分野の話であれば、日本語でさえ読むのは困難です。洋書をチョイスする際、ある程度知っている内容を選ぶことでハードルをグッと下げることが出来ます。
おススメは村上春樹氏の小説!
上記の条件を満たす本とは何か?
それは、村上春樹氏の小説です。
まず、「1. 比較的平易な英語で書かれている」について。
村上春樹氏の小説ってかなり読みやすい日本語で書かれているんですね。一見抽象的な言葉の羅列に見えますが、描写自体はシンプルで、わかりやすいのです。
それは英語で読んでも同じです。他の小説と比べ、驚くほどすいすい読めてしまいます。
「2. 長すぎない」については、残念ながら村上春樹氏の小説は長いものが多いです。
ただ、そこは小説のチョイスを間違えなければOK。短編を選びましょう。
おススメはThe Elephant Vanishes (English Edition)、Men Without Women: Stories (English Edition)です。
『象の消失』と『女のいない男たち』ですね。
全て短編なのでお手頃な長さです。(個人的には『女のいない男たち』が特にオススメ。ここ数年書かれたもので、作品としての質が非常に高いです)
最後に「3. 面白い」「4. ある程度知っている内容である」ですが、これはいわずもがな。
村上春樹氏の小説は非常に面白いし、一度は読んだことがある人が多いはずです。(という押し付け笑)
なお、上記の小説は全てamazonで購入可能です。英語のタイトルを打ち込むのが面倒なので、下記にURLを貼り付けておきました。ワンクリックで商品ページへとぶことが出来ます。
『象の消失』※1
paperback版(紙版):Men Without Women: Stories
kindle版(電子版):Men Without Women: Stories (English Edition)
※1『納屋を焼く』や『中国行きのスロウ・ボート』、『象の消失』など全17作が収録されています。収録作品一覧はコチラを見てください(Wikipediaへとびます)
『女のいない男たち』※2
paperback版(紙版):Men Without Women: Stories
kindle版(電子版):Men Without Women: Stories (English Edition)
※2 収録作品は日本語版と同じです
おススメの端末はkindle paperwhite
最終的には英語の文学を英語で読みたいものですが、とりあえずの足掛かりとしては村上春樹氏の作品はとても良いです。
なお、洋書を読むにはkindleがとてもおススメです。電子書籍を読むための端末ですね。
- 水にぬれてもOK
- 持ち運びに便利(小説だけなら8GBでも100冊以上入ります。充電も週に一度程度でOK)
- スマホよりも目に優しく設計されている
- 紙版で購入するよりもkindle版の方が安い
- 注文したその場で小説が読める
- 辞書機能がある(難しい単語は、あらかじめ脇に意味が書かれています。単語のレベル調整も可能)
などなど…長所を挙げたらキリがありません。
わたし自身kindleを愛用しており、電車&寝る前によく使用しています。暗い場所でも目に優しく読めるので、そのまま寝落ちしてしまうこともしばしばです。
検索すると色々と機種が出てきてわかりづらいですが、上記でおススメしているkindle paperwhiteはコチラ(↓)のページにあります。
Kindle Paperwhite 防水機能搭載 Wi-Fi 8GB 広告つき 電子書籍リーダー
Kindle Paperwhite 防水機能搭載 Wi-Fi 32GB 電子書籍リーダー
個人的には8GBがオススメ (文字だけの本なら100冊以上保存可能。wifiに接続すれば自由に本棚を整理出来ます)ですが、2-3千円程度の差しかないので、32GBに手を出しても良いかもしれません。
それでは良き洋書ライフを! 最後までお読みくださりありがとうございました。
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