今回はapart fromの意味・使い方についてまとめてみました。
「離れて/除いて/加えて」と一見異なる意味を持ちますが、意味のコアを理解出来れば一気に暗記できますよ!
今回サクッと確認してみましょう!
apart fromの意味/使い方/品詞まとめ
まずは、apart fromの意味と使い方をまとめてみましょう。
- ~と離れて
- ~はさておき、~を除けば(≒aside from)
- ~に加えて、~だけでなく(≒aside from)
※品詞は群前置詞(前置詞fromに副詞apartが組み合わさり、一つの前置詞のカタマリを形成している)
apartが「離れる」、fromも「離れる」イメージを持っています(「~から」という和訳からもわかりますね)。
そのため、上の二つの
- ~と離れて
- ~はさておき、~を除けば
は比較的理解しやすいと思います。
一方、最後の
- ~に加えて、~だけでなく
は少し説明が必要です。
例えば、ずっとAについて話をしていたとしましょう。
そして、そのAという話を離れて、そこにBという話を付け加えることがあると思います。ある物事について、Aという側面を「離れ」、Bという側面から考え直すようなイメージです。
したがって、
- ~に加えて、~だけでなく
という和訳も「~から離れて」という他の和訳と比べ一見異質ですが、コアにあるイメージは実は同じなのです。
※なお、同じような発想で、一見紛らわしいbesideやbesidesも攻略可能です。下記の記事にまとめてありますので、興味があればぜひお読みください。
【前置詞】besidesが「加えて」「除いて」と真逆の意味を持つ理由
apart fromの例文
apart fromの例文です。意味ごとに見ていきましょう。
「~と離れて」
「~と離れて」です。
Tom has never been apart from his father.
(トムはこれまで一度も父親と離れたことがない)
「~はさておき、~を除けば」
「~はさておき、~を除けば」です。この意味では、aside fromも使用可能です(主に米国)。
Apart from one mistake, Tom was perfect.
Aside from one mistake, Tom was perfect.
(一つのミスを除き、トムは完璧だった)
「~に加えて、~だけでなく」
「~に加えて、~だけでなく」です。この意味では、aside fromも使用可能です(主に米国)
Apart from your ability, you need patience.
Aside from your ability, you need patience.
(能力に加えて、君は我慢強さが必要だ)
おわりに
いかがでしたか? apart fromのコアイメージを理解したうえで、文脈に応じて和訳を変えていけばOKです。表現に慣れるためにも、各例文を何度か音読してみてくださいね。
下記の表現も同じような発想で攻略できるので、ぜひあわせてお読みください。
【前置詞】besidesが「加えて」「除いて」と真逆の意味を持つ理由
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