【わかりやすい】前置詞+関係代名詞がセットになる表現 -パターンまとめ

前置詞

 

今回は「前置詞+関係代名詞」が必ずセットになる表現をまとめてみたいと思います。

 

 

「わたしが話しかけた女の子は美しかった」を関係代名詞で表現する場合、通常は

  1. The girl to whom I talked was beautiful.
  2. The girl whom I talked to was beautiful.

のように、前置詞は関係代名詞と別々に置かれてもOKです。

 

ただ、前置詞と関係代名詞を別々に置いてはいけないパターン(つまり1のパターン)がいくつか存在します。

 

今回はそんなパターンについてまとめてみました。

 

 

※なお、関係代名詞の超基礎は、下記の記事に超わかりやすくまとめてあります。今回の記事は、下記の内容をある程度分かっている前提で進めますので、「関係代名詞ってナニ⁈」という方はまずは下記の記事をお読みくださいね。

【わかりやすい】関係代名詞whichを超基礎から理解する

 

「前置詞+関係代名詞」が必ずセットになる表現まとめ

「前置詞+関係代名詞」が必ずセットになる表現まとめは下記の通りです。

 

ポイント
  1. “不定代名詞/数詞 + of + 関係代名詞”のパターン
  2. “前置詞 + 関係代名詞”が「時や様態の副詞句」になるパターン
  3. “the 最上級 + of + 関係代名詞”のパターン
  4. “as to, besides, beyond, concerning, down, during, except, near, opposite, outside, round, since, upなどの前置詞”が使われているパターン

 

 

ひとことで言うと、「前置詞+関係代名詞」がセットになるのは、「前置詞+関係代名詞」が一つの意味のカタマリを形成している場合です。

※パターン4はあまり当てはまらないかもしれないですが…

 

 

前置詞と関係代名詞の意味的な結びつきが強い場合、それがカタマリとして意識されるのですね。

 

具体的には下記にて見ていきましょう!

 

例文

コチラが例文です。パターンごとに見ていきます。

 

“不定代名詞/数詞 + of + 関係代名詞”のパターン

“不定代名詞/数詞 + of + 関係代名詞”のパターンからです。

 

下記が例文です。後半は”One/Some/Most of the people was tennis player.”という文が前提になっており、the peopleをwhomで置き換えています。

 

意味のカタマリが意識され、前提となる文の語順がそのままキープされている点に注目です。

I saw people, one of whom was tennis player.

(わたしは人々を見たが、その人々の一人はテニス選手だった)

 

I saw people, some of whom were tennis players.

(わたしは人々を見たが、その人々の何人かはテニス選手だった)

 

I saw people, most of whom were tennis players.

(わたしは人々を見たが、その人々のほとんどはテニス選手だった)

 

“前置詞 + 関係代名詞”が「時や様態の副詞句」になるパターン

“前置詞 + 関係代名詞”が「時や様態の副詞句」になるパターンです。

 

まずは例文を見てみましょう。

I was surprised at the fluency with which she spoke English.

(私は彼女が英語を話した流暢さに驚いた)

 

  • I was surprised at the fluency.
  • She spoke English with fluency.

というのが前提となる2つの文です。

 

 

注目すべきはwith fluencyの部分です。

 

“with + 抽象的な意味の名詞 = 副詞と、

withのカタマリが一つになって副詞の意味になっているわけです。

* 「with +抽象名詞 = 副詞」という用法が存在します

 

 

つまり、”with fluency”が”with which”となっても、そのカタマリは維持されるのですね。従って、先ほどの文では下記のような語順が維持されているわけです。

I was surprised at the fluency with which she spoke English.

(私は彼女が英語を話した流暢さに驚いた)

 

“the 最上級 + of + 関係代名詞”のパターン

“the 最上級 + of + 関係代名詞”のパターンです。やはり意味のカタマリが維持されている点に注目です。

 

Boys, the tallest of whom could not reach the shelf, went to look for something to stand on.

(少年たちは、彼らの内の一番背が高い少年も棚に手が届かなかったので、台になるものを探しに行った)

 

“as to, besides, beyond, concerning, down, during, except, near, opposite, outside, round, since, upなどの前置詞”が使われているパターン

“as to, besides, beyond, concerning, down, during, except, near, opposite, outside, round, since, upなどの前置詞”が使われているパターンです。

 

 

この場合も、”前置詞 + 関係代名詞”がワンセットになるのが普通です。

That was the meeting during which I was sleeping.

(それは、その間わたしが寝ていたミーティングだ)

 

まとめ

いかがでしたか? 最後に改めてまとめを記載します。

 

ポイント
  1. “不定代名詞/数詞 + of + 関係代名詞”のパターン
  2. “前置詞 + 関係代名詞”が「時や様態の副詞句」になるパターン
  3. “the 最上級 + of + 関係代名詞”のパターン
  4. “as to, besides, beyond, concerning, down, during, except, near, opposite, outside, round, since, upなどの前置詞”が使われているパターン

 

 

まずは意味のカタマリが意識されるという点を強く意識して、そのうえで各法則をチェックするのが良いですね。

 

なお、今回とは逆に、前置詞が必ず後ろに残るパターン(関係代名詞と前置詞が離れるパターン)もあります。今回の法則と同じ要領で理解することが出来るので、よろしければあわせてお読みください。サクッと理解できますよ。

【サクッとわかる】前置詞が必ず後ろに残る関係代名詞表現まとめ【be afraid of他】

 

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  1. […] 【サクッとわかる】「前置詞+関係代名詞」が必ずセットになる表現まとめ […]