今回は冠詞a/an/-sのつく動名詞Vingを紹介したいと思います。
なにそれ?
たとえば、playingという動名詞で考えてみましょう。
普通、動名詞は下記のような形を取らないのですね。
- a playing
- playings
動名詞 (Ving)って、動詞的な性質が強いんです。
“I a play tennis.” と言わないのと同じで、動名詞は基本的に不可算名詞扱いになるのですね。
ただ、一部の動名詞には名詞的な性格が強くなり、a/an/-sが付く、つまりは可算名詞扱いになることもあるのですね。
今回はそのような単語についてまとめてみました。
冠詞a/an/-sのつく動名詞Vingまとめ -可算名詞の動名詞
可算名詞扱いとなるVingの代表的表現は下記の通りです。
語尾にsがついているものは、通常語尾にsをつけるものです。
ポイント
- earnings: (複数扱い) 所得、給料
- ending: 結末
- knocking: ノック
- landing: 着陸
- listing: 記載項目
- leavings: 残り物
- mailing: 郵送
- marking: 印、点
- meaning: 意味
- meeting: 会議
- murmuring: つぶやき、ささやき
- opening: 穴、冒頭部分
- pairing: 組み合わせ
- proceeding: 手続き
- reading: 解釈、朗読
- rising: 反乱、暴動
- ruling: 裁定、決定
- sailing: 航海、出航
- saving: 節約
- saying: 格言、ことわざ
- seeing: 見ること
- setting: 環境、状況
- shooting: 射撃
- showing: 展示、上映
- sighting: 目撃例
- stockings: ストッキング
- tying: 結び目
- undertaking: 事業、引き受けたこと
- writings: 著作集
- the comings and goings: 行き来
動名詞Vingが可算名詞化した理由
なぜ動名詞由来のVingが可算名詞化したかと言うと、全て「1コ、2コ…」と数えられるためです。
可算名詞となるには「定まった輪郭を持つ」ことが重要です。
動詞は「動いている」ので、定まった輪郭を持たないのですね。動名詞Vingが基本的に不可算名詞扱いとなるのも同様です。
ただ、先ほどのリストを改めてザっと眺めて欲しいのですが、全てある程度定まった形を想像できますよね。たとえば、「saying: 格言」は、1つ、2つ…と数えられますよね。
このようなわけで、Vingという形にもかかわらず可算名詞化したというわけなのです。
おわりに
いかがでしたか?
表を丸暗記するのは難しいかもしれませんが、その根幹にあるイメージを理解しつつ、今後様々な英文に触れていけると良いですね。そうするうち、感覚も徐々に磨かれていくはずです。
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