今回は「大体/約/ほぼ」を表す単語の意味の違いをまとめてみました。about/around/approximately/almost/nearly/roughlyと様々ですね。
似て非なる表現なので、ここを押さえておけば一段上のレベルを目指せます。
イメージ付きでサクッと確認していきましょう!
「大体/約/ほぼ」を表す単語の意味の違い
「大体/約/ほぼ」を表す単語の意味の違いは下記の通りです。
<周囲のイメージ>
- about 100: 約100 (=100前後)
- approximately 100: 約100 (=100前後, aboutよりカタめの単語、aboutより正確な範囲を示すこともアリ)
- roughly 100: 約100 (=100前後, approximatelyと同じだが、くだけた感じの単語)
- around 100: 約100 (=100前後, aboutよりもざっくり*)
* 辞書によってはabout/aroundの差については明記していないので、そこまで気にしなくてもよいです
<ギリギリ到達しないイメージ>
- almost 100: 100近く (=100に届かないくらい, nearlyより近い)
- nearly 100: 100近く (=100に届かないくらい, almostよりざっくり)
これらの単語を覚える際は、ざっくり二つのグループに分けると良いです。
一つは「周囲のイメージ」の語群です。
たとえばaboutなどがその代表例で、about 100と表現するとき、それは99や101などのように、100の周囲を意味することになります。
もう一方は「ギリギリ到達しないイメージ」の語群です。
たとえばalmost 100と表現するとき、それは98や99のように、100にギリギリ届かない範囲の数字を意味することになります。
それぞれの単語の正確さや示す範囲を、イメージ図で示すと下記の通りです。
aboutやaroundなどの「周囲のイメージ」の単語群です。(図をタッチすると拡大します)
almostやnearlyなどの「ギリギリ到達しないイメージ」の単語群です。(図をタッチすると拡大します)
言葉ではなかなか覚えにくいと思うので、イメージ図で覚えるのが一番手っ取り早いですね!
おわりに
いかがでしたか? ワンランク上の単語の使い分けでした。
今回のように単語ごとの細かい違いを調べる際はジーニアス英和辞典 第5版が最も重宝します。他の辞書と比べてダントツでおススメです。
一冊手元にあれば、今後の英語学習の効率を何十倍にも高めることと思いますので、お持ちでない方はぜひ入手してみてください。感動のあまり目からウロコが数枚剥がれ落ちることでしょう。
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