今回は“bat, beat”を含む単語をまとめてみました。
語源から考えると、様々な単語を一気に本質理解することが出来ます。
一体どのようなものなのか? サクッと確認していきましょう!
“bat, beat”を含む英単語まとめ
bat, beatには、
- bat, eat: 打つ(beat/strike)
というイメージがあることを意識してください。
「beat: ~を打つ、打ち負かす」や「bat: バット」は、まさに何かを打つイメージを持つ語ですね。
beatと似た語にwinがありますが、次のような違いがあります。beatは「打つ」という語源から来ているので、「相手を打つ/負かす」というイメージにつながるのですね。
- beat: (競争相手)を打ち負かす(例:I beat him.)
- win: (賞や試合など)を勝ち取る、勝つ(例:I won the game.)
また、beatはhitと同じく「打つ」という単語ですが、beatの方が「何度も叩く」イメージが伴います。「ビートを刻む」という用言は日本語にもなっていますが、「何度もドンドコ叩く」イメージですよね。
※beat/win/defeatの「勝つ」系の単語の違いは下記の記事でさらに詳しく述べています。“How to Win Friends and Influence People”を「友達に勝つ方法」と誤訳してしまった方は、ぜひ読んでみてくださいね。3分程度で読めます。
【語源・イメージでわかる】win/beat/defeatの違い
上記には同語源の単語を集めてみました。「bat, beat: 打つ」というイメージを意識しつつ、下記の単語に目を通してみてくださいね。
ポイント
- bat: バット
- batter: バッター(「er: ~する人/モノ」)
- battery: 砲台、(野球の)バッテリー、電池
- battle: 戦闘、戦い
- battledress: 戦闘服
- battlefield / battleground: 戦場、争点
- battlefront: 前線、先頭地区
- battleship: 戦艦
- beat: ~を打つ、打ち負かす
- beater: 打ち叩く器具、打つ人、なぐる人(「er: ~する人/モノ」)
- abate: ~をやわらげる、除去する(「a: ~へ」、「打って減らす」イメージ)
- abatement: 軽減、緩和、減少(「ment: 単語を名詞化」)
- combat: ①戦闘、争い、②~と戦う(「com: 共に」)
- combatant: 戦闘員(「ant: ~する人」)
- combative: 戦闘好きな、論争好きな(「ive: 単語を形容詞化」)
- debate: ①討論会、ディベート、②~を討論する(「de: 下に」)
- debatable: 議論の余地のある、異論のある(「able: 可能」)
- debater: 討論する人、討議者(「er: ~する人/モノ」)
- debating: 討論すること
- rebate: 払い戻し、割引(「re: 元へ、後ろに」)
おわりに
いかがでしたか? 語源は威力抜群なので、超オススメの単語勉強法です。たくさんの文章を読み込むのと並行で、語源学習も出来ると効果抜群だと思います。
コメント