今回は“art, ert”を含む単語をまとめてみました。
語源から考えると、様々な単語を一気に本質理解することが出来ます。
一体どのようなものなのか? サクッと確認していきましょう!
“art, ert”を含む英単語まとめ
art, ertには、
- art, ert: (結びつける)技術(skill)
というイメージがあることを意識してください。
たとえば、「art: 芸術」などは、まさに技術のイメージの単語ですね。
ちなみに、これが形容詞になると「artful: 巧妙な、狡猾な」という意味になります。artの語源が「技術」であることを知っていれば、感覚的に理解しやすいのではないかと思います。
また、「結びつける技術」というところから、「articulate: ~を関連付ける、関節でつなぐ、ハッキリと言葉で述べる」という意味にもつながります。
数は多くないですが、「art, ert: 結びつける技術」というイメージを意識しつつ、下記の単語に目を通してみてくださいね。
- art: 芸術、美術
- artful: 狡猾な、ずるい、巧妙な(「ful: 単語を形容詞化」)
- artfully: 狡猾に、巧妙に(「ly: 単語を副詞化」)
- artist: 芸術家、名人、達人(「ist: ~する人」)
- artistic: 芸術の、芸術的な(「ic: 単語を形容詞化」)
- artistically: 芸術的に(「ly: 単語を副詞化」)
- artisan: 職人、熟練工
- artless: 自然のままの、作り物でない、不器用な、下手な(「less: 否定」)
- artlessly: 未熟に、お粗末に、率直に(「ly: 単語を副詞化」)
- artlessness: 率直さ(「ness: 単語を名詞化」)
- article: 記事、箇条、項目、品物(「art: 関節」、「cle: 小さな」)
- articulate: ~を関連付ける、関節でつなぐ、ハッキリと言葉で述べる(「ate: 単語を動詞化」)
- articulated: 連結式の
- articulation: 表現、発音、関節(「ion: 単語を名詞化」)
- artifact / artefact: 人口遺物(「fact: 作る」)
- artifice: ペテン(「fic: 作る」)
- artificer: 熟練工、職人、考案者(「er: ~する人/モノ」)
- artificial: 人口の(「fic: 作る」、「al: 単語を形容詞化」)
- artificiality: 人工的なこと、不自然さ(「ty: 単語を名詞化」)
- artificially: 人為的に、不自然に(「ly: 単語を副詞化」)
- inert: 動く力がない、不活性の(「in: 否定」)
- inert gas: 不活性ガス
おわりに
いかがでしたか? 語源は威力抜群なので、超オススメの単語勉強法です。たくさんの文章を読み込むのと並行で、語源学習も出来ると効果抜群だと思います。
なお、語源系の書籍としては、個人的には語根中心英単語辞典がイチオシです。なぜか一般の書店ではあまり見かけない気がします。
イラストがあるわけではないですが、かなり網羅性が高く、かつ「なるほど!」と思わせるような単語の並びになっています。
読み物というよりは、辞書代わりに一冊手元に置いておくと非常に重宝します。
その他、下記の語源本もおすすめです。
はやりの語源図鑑です。図がたくさんあり、導入としてはおススメです。
これも個人的には大好きな語源本です。系統だっていてわかりやすいです。(一般の書店にはあまり置いていないかもしれません)
Word Power Made Easy: The Complete Handbook for Building a Superior Vocabularyは全て英語での記述となりますが、記述がかなり充実していて、英語が比較的平易なので読みやすいです。なるほどと思わせる記述も多いです。
Merriam-Webster’s Vocabulary Builderも英語での記述ですが、やはり充実しています。英語が少し難しいので、中~上級者用でしょう。
また、辞書のジーニアス英和辞典 第5版は語源の説明が充実しているのでおススメです。(そして、辞書としても最も使い勝手が良いように感じます)
質問等あればコメント欄までお願いします。
それでは!
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