今回は「come fromとcame from」という表現の違いについてまとめました。
実はこの二つ、似て非なる表現なのですね。「私は~出身だ」という表現で使えるのはどちらなのでしょうか?
全然わからん…
サクッとみてみましょう!
come fromとcame fromの違い
come fromとcame fromなどの違いは下記の通りです。現在形/過去形の違いがポイントです。
<現在形:過去+現在+未来>
- come from/be from~: ~出身だ
<過去形:過去>
- came from~: ~からやって来た
現在形の意味
まずは現在形を使ったパターンから考えてみましょう。「~出身だ」という意味になります。
He comes from Osaka.
He is from Osaka.
(彼は大阪出身だ)
「現在形」という名前に騙されてしまいがちなのですが、現在形は「過去+現在+未来」の意味を表します。
どういうこと?
たとえば、”I am a student. (わたしは生徒だ)”という表現を考えてみましょう。
この発言をした瞬間(現在)に「生徒である」のはもちろんですが、
この発言の前の日(過去)に「生徒であった」はずですし、
この発言の次の日(未来)に「生徒であるであろう」ことは常識的に考えて理解できると思います。
このように、現在形というのは「現在を中心に過去/未来へ広がりを持った表現」なのですね。
そのため、先ほどの”He is from Osaka. / He comes from Osaka. (彼は大阪出身だ)”も、現在形が使用されています。
なぜなら、「彼は大阪出身だ」という事実は「現在」だけでなく、「過去」「未来」においても変わることがないからです。
過去形の意味
一方の過去形は、「過去の出来事や状態」を意味します。こちらは名前の通りという理解で大丈夫だと思います。
He came from Osaka.
(彼は大阪から来た)
たとえば上記の会話が東京でなされているとしましょう。その場合、“came from Osaka”はそれよりも過去の出来事と解釈されます。
つまり、「大阪から来た = 東京に来る前は大阪にいた」という意味になります。
おわりに
いかがでしたか? 「現在形」という名称の意外な落とし穴に関するお話でした。
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