今回はhelpの使い方についてまとめてみたいと思います。
なかなかクセのある単語なので、試験でも頻出の表現です。
ただ、マスターできれば得点UP&表現の幅がグッと広がりますよ!
helpの使い方まとめ
まずはhelpの使い方からまとめてみたいと思います。
下のまとめを見る際は、下記のポイントに注意してくださいね。
- 直後にとるのは「人」、「to V」、「Ving」(「物」を直後に置くのは不可!)
- 不定詞のtoは省略可
- help 人 with 物: 人の物を手伝う(物を直接目的語にとれない点に注意!)
- help (to) V: Vするのを手伝う
- help O (to) V: OがVするのを手伝う
- can’t help Ving = can’t help but V = can’t but V:~せざるを得ない
例文付きで一個ずつ紹介していきます。
help 人 with 物: 人の物を手伝う
まずは「help 人 with 物: 人の物を手伝う」からです。
最大のポイントは、「help 物」とはならない点です。helpは「~を助ける」という意味なので、直後に「物」を持ってくることが出来ないのですね。(「物を助ける」ってたしかにおかしいです)
そのため、「help 人 with 物」というややこしい語順になるのです。
コチラが例文です。help your homeworkはダメという点に注意です。
I helped you with your homework.
(わたしはあなたの宿題を手伝った)
help (to) V: Vするのを手伝う
次は「help (to) V: Vするのを手伝う、役立つ」です。
helpは後ろにto V (不定詞)をとることが出来ますが、なんとtoの部分だけ省略可能なのです。
コチラが例文です。下の方の例文ではtoが省略されている点に注目です。
Exercise helps to improve your health.
= Exercise helps improve your health.(運動は健康を改善するのに役立つ)
help O (to) V: OがVするのを手伝う
「help O (to) V: OがVするのを手伝う、役立つ」です。
これもやはり、toの部分が省略可である点に注意しましょう。
例文はコチラです。下の方の例文ではtoが省略されています。
He helped me to do my homework.
= He helped me do my homework.(彼は、わたしが宿題をするのを手伝った)
can’t help Ving:~せざるを得ない
最後に「can’t help Ving:~せざるを得ない」です。
これは言い換え表現もよく問われます。下記の3パターンをそれぞれ15~20回ずつ音読してくださいね。音で覚えてしまいましょう。
- can’t help Ving
- can’t help but V
- can’t but V
例文はコチラです。
I can’t help laughing.
= I can’t help but laugh.
= I can’t but laugh.(わたしは笑わざるを得ない)
まとめ
いかがでしたか? 最後に改めてポイントをまとめてみましょう。
- 直後にとるのは「人」、「to V」、「Ving」(「物」を直後に置くのは不可!)
- 不定詞のtoは省略可
- help 人 with 物: 人の物を手伝う(物を直接目的語にとれない点に注意!)
- help (to) V: Vするのを手伝う
- help O (to) V: OがVするのを手伝う
- can’t help Ving = can’t help but V = can’t but V:~せざるを得ない
頭で理解したら、あとはひたすら音読しましょうね。
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