【洋楽で理解】修辞疑問文の意味・用法【The Beatles – When I’m Sixty-Four】

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今回はmissの意味・用法を洋楽で学んでいきたいと思います。

 

今回取り上げるのはビートルズの”When I’m Sixty-Four”です。

 

超名盤、サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンドに含まれている一曲ですね。

 

修辞疑問の意味・用法

まずは修辞疑問の主な意味・用法からまとめてみましょう。

 

ざっくりいうと、「疑問文なのに、意味が肯定文や否定文になっているもの」です。

 

これは日本語などでもみられる表現で、「どうしてそんなことをするの?」という疑問文は「そんなことしないでよね」という意味になっていますよね。

 

修辞疑問ポイント
  • 疑問文なのに、意味内容は疑問文ではない(肯定文や否定文になっている)

 

The Beatles – When I’m Sixty-Four

それでは、The Beatlesの”When I’m Sixty-Four”を見ていきましょう。

 

「ぼくが64歳になっても君は僕を愛してくれるかい? 僕を必要としてくれるかい?」という曲です。ずっと一緒にいようよ、君を愛しているよ、そういったメッセージが込められているのですね。

 

心温まるラブソングで、ビートルズの中では個人的にも思い入れのある一曲です。

 

さて、歌詞を見ていきましょう。

I could be handy, mending a fuse
(ぼくは器用だ。ヒューズを修理するよ)

When your lights have gone
(電気が消えてしまったら)

You can knit a sweater by the fireside
(君は暖炉のそばでセーターを編んで)

Sunday mornings go for a ride
(日曜朝にはドライブに行って)

Doing the garden, digging the weeds
(庭の手入れをして、草むしりをするよ)

Who could ask for more?

(誰がこれ以上求められるっていうんだい?)

 

 

電気も直すし、庭の手入れもするし、ドライブにも行くし…君のためにはなんでもするよ。これ以上求められないくらいにね。そんな文脈で、今回のポイントである最後の一文が出てきます。

 

 

“Who could ask for more? (誰がこれ以上求められるっていうんだい?)”

 

 

この文に込められているのは、「いいや、これ以上は求められないよね」という意味ですよね。まさに修辞疑問文が使用されています。

 

※ちなみに、過去形のcouldが使われているのは、仮定法のためです。時制を後ろにずらすことで、「現実にはあり得ない感(=これ以上求めることなんてあり得ない感)」を出しています。仮定法について知りたい方はコチラの記事をお読みくださいね。

 

おわりに

いかがでしたか?

 

今回の表現は入試や英検などの各種試験はもちろん、実際の英文でもしばしば見かける表現です。何度か口ずさみ、リズムに乗せて覚えられると英語学習がいっそう楽しくなると思います。

 

ちなみに、ビートルズの曲はamazon musicで聴けるのでオススメです(In My Lifeもあります)。歌詞が自動で流れてくるので、英語の勉強にも最適です。

 

 

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