atを含む熟語についてまとめてみました。
約50個あります。
大学受験はもちろん、各種資格試験、英会話も、atに関する定型表現はこれだけ覚えておけばOKです。
atを使う熟語まとめ一覧
こちらがatを使う熟語まとめ一覧です。
atが持つ大まかな意味ごとにざっくりわけてあります。
atには、
- 「~の一点で」
- 「~を狙って(目標、標的)」
- 「従事、状態」
- 「(価格、距離、速度などが)~で」
- 「原因、理由」
といった意味があるのですね。
atは「点を示すイメージ」と考えてください。
物理的にも時間的にも、比較的狭い一点を指すのです。(矢印の先をさすイメージ)
なお、前置詞atをさらに詳しく知りたい方は、下記の記事もお読みくださいね。超わかりやすく&さらに詳しくまとめてあります。前置詞は奥が深いですよ。
さあ、atが持つ意味をイメージしつつ、一つずつ熟語・定型表現を見ていきましょう!
「~の一点で」
「~の一点で」の意味で使われている表現です。
- all at once: 突然 (「at once: 突然」をallが強調)
- at a distance: ある距離を置いて
- at all costs: ぜひとも、どんな犠牲を払っても
- at any cost: ぜひとも、どんな犠牲を払っても
- at any price: ぜひとも、どんな犠牲を払っても
- at any rate: とにかく、いずれにせよ
- at all events: とにかく、いずれにせよ
- at first hand: 直接、じかに
- at first sight: 一目で
- at a glance: 一目で
- at hand: 手元に、近づいて
- at heart: 心の底は
- at large: 概して
- at the cost of~: ~を犠牲にして
- at the risk of~: ~の危険を冒して
- at the mercy of~: ~に左右されて、なすがままで (mercy: 慈悲)
- at a time: 同時に、一度に
- at one time: 同時に、一度に
- at one’s disposal: 思い通りに
- at one’s convenience: 都合のいいときに
- at the same time: 同時に
- at all times: いつも
- at any time: いつでも
- at times: ときどき
- drop in at~: (場所)をちょっと訪れる
- drop in on~: (人)をちょっと訪れる
- present oneself at~: ~に出席する
- put up at~: ~に泊まる
「~を狙って(目標、標的)」
ある一点をピンポイントで指せば、「~を狙って(目標、標的)」ということにもなりますね。
- aim at~: ~を狙う
- be driving at~: ~を言おうとする/意図する
- catch at~: ~をつかもうとする
- get at~: ~に達する、~を意図する、~を見つける
- throw A at B: AをBに投げてぶつける (to Bなら、「Bに投げて取ってもらう」)
「従事、状態」
ピンポイントで「ある状態にいる / あることに従事している」と考えます。
- at a loss: 途方に暮れて
- at ease: 安心した (発音は「イーズ」と濁るので注意)
- ill at ease: 不安な
- at full length: 手足をのびのびと伸ばして
- at issue: 論争中で
- at one’s disposal: 思い通りに (disposal: 処分)
- at one’s wit’s end: 途方に暮れて (wit: 機知、正気 / end: 終わり、端、限界)
- at peace: 平和に
- at random: 手当たり次第に、でたらめに (≒ランダムの状態で)
- at table: 食事中で
- at the thought of~: ~を考えて
- at will 意のままに
- at work: 仕事中で
- be at home with~: ~に精通している (≒~について家にいるような状態)
「(価格、距離、速度などが)~で」
変化する物事のある一点を指すイメージです。
- at full speed: フルスピードで
- at one’s best: 最高の状態で
「原因、理由」
感情の原因を指さすようなイメージです。
- at the sight of~: ~を見て
- be pleased at~: ~に喜ぶ (atではなくwith/aboutもアリ。atは動作、withは人、aboutは事柄が後ろに続く)
- be delighted at~: ~に喜ぶ
- be disappointed at~: ~に失望する
- be surprised at~: ~に驚く
まとめ
いかがでしたか? atの「点を示すイメージ」を頭に置くと、様々な意味を一気に理解できますね!
定型表現の理解に前置詞はとても重要なので、よろしければ下記の記事(前置詞系の記事がたくさんまとめてあります)もお読みくださいね。
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