今回は「確かに」という意味を持つ単語の違いについてまとめてみたいと思います。
sure/surely/certainly/definitelyの違いは完璧に理解出来ているでしょうか?
イメージ付きでわかりやすくお伝えしていきます!
sure/surely/certainly/definitelyの意味・用法まとめ
まずはsure/surely/certainly/definitely「たしかに」という意味・用法の違いをまとめてみましょう。それぞれ下記のような違いがあります。
- sure: たしかに (主観的、くだけている)
- surely: たしかに (文修飾での使用)
- certainly: たしかに (客観的、かしこまっている)
- definitely: たしかに (確信度超強い)
具体的な例文と一緒に見ていきましょう!
sure/surelyの違い
sure/surelyの違いからみていきましょう。
両者の違いはざっくり下記の通りです。
- sure: たしかに (相手への返答で使用、形容詞で使用)
- surely: たしかに (文修飾での使用)
まず、sureは相手への返答や形容詞として使用します。
<相手への返答>
“Can you come to my house?” (私の家に来てくれませんか?)
“Sure.” (いいですとも)
<形容詞>
I am sure that he will win. (わたしは、彼が勝つだろうと確信している)
一方のsurelyは、文修飾 (文全体を修飾、副詞)する形で使用されます。
He is surely a nice boy. (彼は確かに素敵な少年だ)
He will surely succeed. (彼は確かに成功するだろう)
sure/certainlyの違い
次にsureとcertainの違いです。
両者の違いはざっくり下記の通りです。
- sure: たしかに (主観的、くだけている)
- certainly: たしかに (客観的、かしこまっている)
sureは主観的/くだけたイメージの言葉です。
一方のcertainlyは、客観的なイメージの言葉です。客観的なので少し距離を感じさせる…ということで、かしこまったイメージにもつながる(そういえばcertainlyの方がスペルも長いし、なんだか言いにくいですね。そこにも正式な響きが感じられます)のですね。
例文はコチラです。
「くだけている vs かしこまっている」のイメージをつかんでくださいね。
“Can you come to my house?” (私の家に来てくれませんか?)
“Sure.” (たしかに =くだけた表現)
“Can you come to my house?” (私の家に来てくれませんか?)
“Certainly.” (たしかに =かしこまった表現)
「主観的 vs 客観的」のイメージをつかんでくださいね。(certainという形容詞が使われています)
I am sure that he will win.
(わたしは、彼が勝つだろうと確信している =わたしが勝手に思っているだけ)
It is certain that he will win.
(彼が勝つのは確かだ =客観的に見てもそう考えられる)
なお、sureは主観的な表現なので「人」が主語になっていますね。その「人」が勝手に確信しているだけなのです。
一方のcertainは客観的な表現なので「人以外 (形式主語it)」が主語になっています。少し距離を置いた、客観的なニュアンスをそこにも感じることが出来ますね。
definitely
definitelyです。
ポイントは下記の通りです。
- definitely: たしかに (確信度超強い)
確信度の強さがポイントです。
この単語は「define: ~を定義する」からきているのですが、
defineには「範囲/区画をハッキリ決める」というイメージが伴うのです。
「言葉を定義する」ときは、その言葉の適用範囲をハッキリ決めるということですし、
「家の区画を定義する」ときは、ココからココまでが敷地ですよ、と家の区画をハッキリ決めることを意味しますね。
このように、definitelyは「範囲/区画をハッキリ決める」ことが根底にあるので、非常に強い確信度へとつながっていくのです。
例文はコチラです。(-lyで終わっていることからもわかる通り、副詞として機能します)
You definitely need help.
(君はたしかに助けが必要だ)
まとめ
いかがでしたか? 各単語の違いを改めてまとめてみましょう。
- sure: たしかに (主観的、くだけている)
- surely: たしかに (文修飾での使用)
- certainly: たしかに (客観的、かしこまっている)
- definitely: たしかに (確信度超強い)
最後までお読みくださりありがとうございました。一見カンタンな単語を適切に使い分け、一段上の英語力を目指しましょう!
なお、よく質問を受けるのですが、「おススメの文法書を3つ挙げろ」と言われたら、
がダントツでおススメです。
何か疑問があれば、真っ先に調べるのがロイヤル英文法です。当ブログでも、「この記述で大丈夫かな?」と不安になることがあれば、よく活用させて頂いています。
重たいので持ち運びには向いていませんが、ロイヤル英文法(kindle版)も持っていると便利です。わたしは紙版とkindle版の両方を所持しています。
※ kindle版を読むにはアプリが必要ですが、スマホ/PCをお持ちであれば、アプリ自体は無料でダウンロードできます。
現代英文法講義は、ロイヤル英文法で解決しなかった疑問を解消してくれることがあるので重宝しています。また、少し違った角度から説明を与えてくれることもあるので、ロイヤルと併用しています。
教師のためのロイヤル英文法はややレベルの高い文法書ですが、教える立場からすると「なるほど」というような構成になっています。語法等の細かい知識も網羅しています。2020年現在、一般の書店で見かけることはなく、ネットでも中古しか見当たらないのが残念。
その他、分野別におススメ参考書等が気になる方はコメント欄で質問して頂いても構いませんし、当ブログの参考書カテゴリーでは、気になった書籍・勉強法を紹介しています。
それでは!
コメント