今回は、マジックe/サイレントeと呼ばれる英語の発音の法則についてまとめてみたいと思います。
下記のように、同じアルファベットなのに違う読み方をするのはなぜ? と不思議に思ったことのある方も多いはずです。
- ant ⇒アント
- make ⇒メイク
※わかりやすさ重視でカタカナ表記にしています。英語の詳しい発音は、英語耳 発音ができるとリスニングができるを参考にしてみてください。とても分かりやすくまとまった本です。
たしかに…
今回はそんな不思議に答えてみました。実はこれにはかなりハッキリした法則があるのです。その法則を学び、英語学習を何倍も効率よくしてみましょう!
マジックe/サイレントeとは -例外まとめ
マジックe/サイレントeとはズバリ、下記の法則です。
- 語尾が子音字+eで終わっている ⇒直前の母音字をアルファベットと同じように読む。最後のeは発音しない
例外:have, are, were, done, here, there, give, love, live, some等
意味不明
具体例と一緒に確認していきましょう!
マジックe/サイレントeの具体例
例えば、下記の例で考えてみましょう。
マジックe/サイレントeになる場合
下記の単語は、語尾が子音字+e(k+e)という形で終わっています。
- make ⇒メイク
そのため、その直前にある母音がアルファベットの読み方、つまりは「エイ」という読み方になっています。
アルファベットの読み方というのは、いわゆるABCの歌の読み方です。「a (エイ)、b (ビー)、c (シー)、d (ディー)、e (イー)…」という読み方になっていますね。
このとき、最後のeは発音しないのですね。発音しないのに単語の読み方を変えてしまうため、これをマジックe・サイレントeなどと呼ぶのです。
マジックe/サイレントeではない場合
一方で、下記の単語は最後が子音字+eになっていません。つまり、「エイ」の音にはなっておらず、「ア」の音になっています。
- ant ⇒アント
また、最後が子音字+eになっていても、母音が直前に来ていなければ、やはりアルファベットの読み方にはなりません。
下記がその例です。子音字+eの直前がpになっているので、アルファベットの読み方にはなっていません。
- apple ⇒アップル
マジックe/サイレントeの例外まとめ
上記の法則を頭に入れて、下記の単語群を見てみてください。アルファベット読みする単語を集めてみました。全て子音字+eで終わっており、その直前に母音があることに気がつくはずです。全てマジックe/サイレントeが使われています。
<a: エイ>
same: セイム
shape: シェイプ
<e: イー>
eve: イーヴ
Steve: スティーヴ
<i: アイ>
bite: バイト
like: ライク
<o: オウ>
bone: ボウン
broke: ブロウク
<u: ユー>
cute: キュート
tube: チューブ
一方で、この法則は例外もあるので注意です。特に以下がその代表です。
これらの単語は、「子音字+e」という条件を満たしているにも関わらず、マジックe/サイレントeとしては機能していません。使用頻度の高い基本単語にこの例外が多いのが特徴です。
have, are, were, done, here, there, give, love, live, some
まとめ
いかがでしたか? よくよく考えると「たしかに!」となる法則ですね。
- 語尾が子音字+eで終わっている ⇒直前の母音字をアルファベットと同じように読む。最後のeは発音しない
例外:have, are, were, done, here, there, give, love, live, some等
この法則に慣れるまで、これからは意識的に英文に触れると良いですね。また、知らない単語があっても、とりあえず読める確率も高くなるハズです。
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