今回はso~as to doと~enough to doの違いをまとめてみました。
どちらも「so~ that SV-: とても~なのでSV-する」と書き換え可能で、
- so~as to do:とても~なのでdoする
- ~enough to do:doするのに十分~
という意味を持ちます。
では、so~as to doと~enough to doの違いはいったい何なのか? 今回の記事でわかりやすくまとめてみました。
so~as to doと~enough to doの違い
so~as to doと~enough to doの違いは下記の通りです。
- so~as to do:とても~なのでdoする(マイナスの文脈で使用されやすい)
- ~enough to do:doするのに十分~(プラスの文脈で使用されやすい。マイナスの文脈だと不自然)
⇒どちらも「so~ that SV-: とても~なのでSV-する」と書き換え可能
最大の違いは、
so~as to Vがマイナスの文脈で使用されやすいのに対し、
~enough to Vがプラスの文脈で使用されやすいという点です。
具体的な違いは、例文で見ていきましょう!
so~as to do
so~as to doの例文です。
上の例文はマイナスの文脈、下の例文はプラスの文脈で使用されています。下の例文も不自然ではありませんが、頻度としてはやや落ちます。
〇:I got up so late as to miss the train. (マイナス)
(わたしはとても遅く起きたので、電車を逃してしまった)
〇:He was so nice as to lend me some money. (プラス)
(彼はわたしにいくらかお金を貸してくれるほど親切だった)
ちなみに、どちらもso~that SVで書き換え可能です。
〇:I got up so late that I missed the train.
〇:He was so nice that he lent me some money.
~enough to do
一方、~enough to doの例文です。
上はプラスの文脈で使用されている点に注目です。
一方、下のようにマイナスの文脈で使用された場合、この表現はマイナスの文脈とは相性が悪いので、不自然になることに注意しましょう。
〇:He was kind enough to tell me the way to the station. (プラス)
(彼は親切にも駅への道を教えてくれた =彼は駅への道を教えてくれるのに十分親切だった)
×:He got up late enough to miss the train. (マイナス)
(彼は電車を逃すのに十分なほど遅く起きた (?) )
ちなみに、どちらもso~that SVで下記の通り書き換え可能です。
〇:He was so kind that he told me the way to the station.
〇:He got up so late that he missed the train.
おわりに
いかがでしたか? 意外と見落としがちなso as to d/enough to doの違いでした。
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