今回は“cut”を含む単語をまとめてみました。
語源から考えると、様々な単語を一気に本質理解することが出来ます。
一体どのようなものなのか? サクッと確認していきましょう!
“cut”を含む英単語まとめ
cutには、
- cut: 鋭い(sharp)
というイメージがあることを意識してください。
「cut: ~を切る」という単語は語源のイメージそのままですね。
また、「cute: かわいい、抜け目のない」という意味にも注目です。もともとcuteは「acute: 鋭い、激しい」という語が語源になっているのですね。
「鋭い⇒抜け目ない⇒気が利いてかわいい」という発想です。そういえば日本語でも「かわいい人」と聞くと、「抜け目ない人」という感覚を抱きますね(ぶりっこ系のかわいさとか)。感覚的に通底する部分があるのかもしれません。
下記には「cut: 鋭い」という語源の単語を集めてみました。イメージを意識しつつ目を通してみると、単語の意味が頭に残りやすいですよ!
- cut: ~を切る
- cutlery: 刃物類(「ry: 集まり」)
- cutlet: 肉の切り身
- cutover: 木を伐採した土地
- cutter: 切る人、切る道具、裁断機(「er: ~する人/モノ」)
- cutting: ①切り枝、切り抜き、編集、切断、②辛辣な、皮肉な
- cuttingly: 身を切るように、辛辣に(「ly: 単語を副詞化」)
- cutwater: 水切り
- cutwork: 切り抜き刺繍
- cute: かわいい、抜け目のない
- cutely: かわいく、魅力的に(「ly: 単語を副詞化」)
- cuteness: かわいらしさ(「ness: 単語を名詞化」)
- cutesy: かわい子ぶった、気取った(「y: 単語を形容詞化」)
- acute: 鋭い、激しい(「a: ~に」)
- acuteness: 激しさ、厳しさ(「ness: 単語を名詞化」)
- acutely: 痛切に、ひどく、強く(「ly: 単語を副詞化」)
おわりに
いかがでしたか? 語源は威力抜群なので、超オススメの単語勉強法です。たくさんの文章を読み込むのと並行で、語源学習も出来ると効果抜群だと思います。
なお、語源系の書籍としては、個人的には語根中心英単語辞典がイチオシです。なぜか一般の書店ではあまり見かけない気がします。
イラストがあるわけではないですが、かなり網羅性が高く、かつ「なるほど!」と思わせるような単語の並びになっています。
読み物というよりは、辞書代わりに一冊手元に置いておくと非常に重宝します。
その他、下記の語源本もおすすめです。
はやりの語源図鑑です。図がたくさんあり、導入としてはおススメです。
これも個人的には大好きな語源本です。系統だっていてわかりやすいです。(一般の書店にはあまり置いていないかもしれません)
Word Power Made Easy: The Complete Handbook for Building a Superior Vocabularyは全て英語での記述となりますが、記述がかなり充実していて、英語が比較的平易なので読みやすいです。なるほどと思わせる記述も多いです。
Merriam-Webster’s Vocabulary Builderも英語での記述ですが、やはり充実しています。英語が少し難しいので、中~上級者用でしょう。
また、辞書のジーニアス英和辞典 第5版は語源の説明が充実しているのでおススメです。(そして、辞書としても最も使い勝手が良いように感じます)
質問等あればコメント欄までお願いします。
それでは!
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