今回はfor fear that / in caseの意味・用法の違いを紹介します。
どちらも接続詞で、節全体としては副詞節として機能します。どちらも意味が似ているので要注意です。
一体どのような違いがあるのか? サクッと確認してみましょう!
for fear that / in caseの意味・用法の違い
for fear that / in caseの意味・用法の違いは下記のとおりです。
- for fear (that) SV: SVすることを恐れて、SVしないように(Vの部分にshould/mightを使う。くだけた表現ではwill/wouldも可)
- (just) in case SV: ①SVだといけないから、SVの場合に備えて、②もし~ならば(条件の副詞節のため、Vの部分はwill/wouldが使われない)
後ろのSVの違いに注目しつつ、例文を見ていきましょう。
まずはfor fear thatです。for fear of Vingの形で書き換えることも出来ます。
I attended all of the classes for fear that I should fail to pass the exam.
= I attended all of the classes for fear of failing to pass the exam.
(試験に落ちるといけないので、わたしは全ての授業に出席した)
次にin caseです。未来の話をしていますが、「条件の副詞節内*」なので、willを使用せず、現在形を使用しています。固い表現だと、shouldが使われることもあります。
In case you find the suspect, escape immediately.
(もしその犯人を見つけたら、すぐに逃げなさい)
You must take your umbrella just in case it should rain.
(雨が降るといけないので、傘を持って行かなくてはいけない)
*条件の副詞節とは、ざっくりいうと、「もしも~」という意味を持つ、カンマで区切られたカタマリです。
just in caseのように、頭にjustを付けると、「万一」というニュアンスをjustがより強調されることになります。
おわりに
いかがでしたか? ちょっと間違いやすい、for fear thatとin caseの話でした。
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