今回は命令文での付加疑問文のパターンをまとめてみたいと思います。
どのようなパターンがあるのか? 各パターンの意味の違いは?
超わかりやすくサクッとまとめてみます!
命令文での付加疑問文パターンまとめ/意味の違い
命令文での付加疑問文パターンまとめ/意味の違いは下記の通りです。
<肯定の命令文>
(例)ゆっくり話してくれない?
- Speak slowly, will you? (相手に指示を迫る感じ)
- Speak slowly, would you? (willより丁寧な感じ)
- Speak slowly, won’t you? (相手に勧誘する感じ、willより丁寧)
- Speak slowly, can you? (出来るよね?と迫る感じ)
- Speak slowly, could you? (canより丁寧)
- Speak slowly, can’t you? (出来ないの?と迫る感じ)
<否定の命令文>
(例)うるさくしないでくださいね
- Don’t be noisy, will you? (will youなしよりは丁寧)
全て丸暗記する必要はないと思います。上記の表を押さえるうえで大切な点を簡潔にまとめていきます。
ポイント
先ほどの表を押さえるうえで大切なのは
- 相手に選択の余地を残せば丁寧な表現になる
- 否定文では~, will you?のみ
という点です。
相手に選択の余地を残せば丁寧な表現になる
相手に選択の余地を残せば丁寧な表現になるという点から確認していきましょう。
たとえば、
- Speak slowly, will you? (相手に指示を迫る感じ)
- Speak slowly, won’t you? (相手に勧誘する感じ、willより丁寧)
を比べてみましょう。
willには「意志」の意味がありますが、”will you”は「当然するよね?」と迫る感じがあります。一方、notを付けて”won’t you”とすると、「しなくても良いのだけれど…」とワンクッション入れる感じが出てきます。
つまり、大切なのは「相手に選択の余地を与えるか?」なので、読み上げる際の音の感じによっても意味が変わってきます。
“will you”であれば、下げ調子で読み上げると、上げ調子で読み上げた時に比べて相手に選択の余地を残さない感じが出ます。そのため、下げ調子で読み上げた方がより横柄な表現になります。
否定文では~, will you?のみ
否定文では~, will you?のみという点です。
これは付加疑問の原則通りですね。
- 前の方が肯定的な内容なら、最後は否定
- 前の方が否定的な内容なら、最後は肯定
従い、Don’tで始まる文では、後ろはwill youと肯定の形(notのない形)にするのですね。
まとめ
いかがでしたか? 最後に改めてポイントをまとめておきます。
<肯定の命令文>
(例)ゆっくり話してくれない?
- Speak slowly, will you? (相手に指示を迫る感じ)
- Speak slowly, would you? (willより丁寧な感じ)
- Speak slowly, won’t you? (相手に勧誘する感じ、willより丁寧)
- Speak slowly, can you? (出来るよね?と迫る感じ)
- Speak slowly, could you? (canより丁寧)
- Speak slowly, can’t you? (出来ないの?と迫る感じ)
<否定の命令文>
(例)うるさくしないでくださいね
- Don’t be noisy, will you? (will youなしよりは丁寧)
★ポイント1:相手に選択の余地を残せば丁寧な表現になる
★ポイント2:否定文では~, will you?のみ
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