had better Vとhad best Vの意味/用法まとめ -否定文/疑問文作り方

倒置・否定・省略・強調

 

今回は、had better Vについて考えてみたいと思います。肯定文、否定文、疑問文はどうやって作るのか? また、その意味は?

 

さらに、had best Vという類似表現もありますので、その違いも取り上げてみたいと思います。

 

3分程度でサクッと読めます!

 

had better Vとhad best Vの意味/用法まとめ -否定文/疑問文作り方

had better V / had best Vの意味・用法まとめです。

 

ポイント
  • 肯定文 (had better V):  Vした方が良い ※1
  • 否定文 (had better not V): Vしない方が良い
  • 疑問文 (Had S better V?): Vした方が良い?※2

 

※1

had better Vは相手を脅すような強いニュアンスを含むので要注意。「It would be better for 〇〇 to V: ○○はVした方が良い」だと、強い意味合いはないので、実際にはコチラを使うのが無難。ちなみに、「had best V: Vするのが一番良い」は、had better Vより打ち解けた口語的な表現

 

※2

疑問文でつかわれるのはまれ。notとセットでつかわれることが多い

 

 

具体的には、例文と一緒に確認していきましょう!

 

had better V (had best V)の肯定文

肯定文であれば、had better Vは「Vした方がよい」という意味になります。

 

例文はこちら。

You had better study harder.

(君はもっと一生懸命勉強した方がいい)

 

 

日本語だけ見ると「オススメしている感」がありますが、実際は結構強いニュアンスが含まれているので要注意です。

 

 

目上の人に対してはもちろん、対等な立場の人に対して使うのも、状況によっては微妙です。押しつけがましい印象・高圧的な印象を与えてしまいます。「Vした方がいいよ = Vしないとヤバいことになるよ」と脅すような印象があります。

 

 

じゃあ、高圧的ではない「Vした方がよい」は、どう表現すればいいの??

 

 

it would be better for A to V 「AがVすることはよいと思う」でいいと思います。

これなら高圧的な印象を与えずに済みます。

 

例文はコチラ。

It would be better for you to study harder.

(あなたは、もっと一生懸命勉強した方がよいと思うよ)

 

 

また、「had best V: Vするのが一番良い」は、had better Vよりも打ち解けた口語的な表現になります。

You had best study harder.

(君はもっと一生懸命勉強するのが一番だ)

 

had better Vの否定文

否定文であれば、had better not Vは「Vしない方がよい」という意味になります。

 

had betterを一つのカタマリと考えて、notをhad betterの後ろに置くのがポイントです。

 

例文はコチラ。

You had better not go out now.

(いま、君は外へ出ない方がいい)

 

had better Vの疑問文

ラストは疑問文です。疑問文はHad S better Vの形で使われます。

 

ただし、そもそもhad better Vが疑問文になることはほぼありません。

 

 

使うとしたらnotとの組み合わせで、下記のような形で使われることが多いです。

Hadn’t you better go out now?

(いま、君は外へ出た方がいいんじゃないの?)

 

Had I better not go out now?

(いま、わたしは外へ出ない方がいいですか?)

 

おわりに

いかがでしたか?

 

最後は結構マイナーな知識になりましたが、肯定文・否定文の作り方まではしっかりマスターしておきましょう。

 

試験の頻出分野の一つですし、日常会話でも使える表現です。(特に、強いニュアンスを持つことを押さえておかないと、相手の気分を害することにもつながってしまいます…)

 

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