今回は「行動」という単語の違いについて考えてみたいと思います。
「行動」という単語にはconductとbehaviorがありますが、何がどう違うのでしょうか?
サクッと確認してみましょう!
conductとbehaviorの意味/使い方違い
conductとbehavior「行動」の違いは下記の通りです。
- behavior: (個人の)行動
- conduct: (個人の)行動、(道徳や犯罪、職業などに関する)行動
個人の行動を意味するときはどちらも使用可能ですが、conductの方が堅い印象を与えます。一方、その行動が社会性を帯びている場合(道徳、犯罪、職業など)は、conductが好まれます。
conductの方が「カチッとしている」+「社会的な文脈で好まれる」ということですね。
どうしてだろう?
conductとbehaviorの語源
これは語源から考えるとconductとbehaviorの語源を考えるとわかりやすいです。
conductは、
という成り立ちです。
conductは「誰かとともに何かを導く」という語源を持つのですね。conductの方が「社会性を帯びた行動」となるのも納得です。
一方、behaviorは、
- be: 完全に
- have: 持つ
という成り立ちです。
behaviorは「自分自身を支配する」という語源を持つのですね。
※語源はとても面白いです。語源に興味がある方はぜひこちらのページをご覧ください。
例文はこちらです。conductの方が「カチッとしている」+「社会的な文脈」で使われている点に注目です。
Please forgive him for his rude behavior.
Please forgive him for his rude conduct.
(彼の無礼な行動をお許しください)
※forgive 人 for コト: 人のコトを許す
The reporter was accused of unprofessional conduct.
(そのレポーターはプロフェッショナルでない行動で非難された)
He was arrested for the disorderly conduct.
(彼は治安を乱す行動が理由で逮捕された)
おわりに
いかがでしたか? ちょっと上級編の話でした。
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