【本当のcould】couldは「できた」という意味にはならない【was able toとの違い】

文型(動詞・助動詞・受動態)

 

今回はcouldとwas able toの違いをまとめてみたいと思います。

 

表面上の日本語は「10年前、わたしはゴリラを倒すことが出来た」ですが、

  • I could beat a gorilla ten years ago.
  • I was able to beat a gorilla ten years ago.

かなり意味が違います。

 

 

一体何がどう違うのか? サクッと解説していきます!

 

※こちらの記事は動画でも死ぬほどわかりやすく解説しています。

【驚愕】couldは「できた」の意味にならない? 本当のcouldを教えます

 

couldとwas able toの違い

couldとwas able toの違いは下記の通りです。

ポイント
  • could:能力があった(=実際やっていない
  • was able to:実際できた(=実際にやった

※否定文や疑問文ではどちらを使っても良いが、could notは「能力がなかった」、was not able toは「実際できなかった」意味の違いが出ることもある。

 

 

 

つまり、冒頭の二文は下記のような違いになります。

I could beat a gorilla ten years ago.

(わたしは10年前ゴリラを倒すことが出来た =倒す能力があっただけ。実際倒したわけではない)

 

I was able to beat a gorilla ten years ago.

(わたしは10年前ゴリラを倒すことが出来た =実際に倒した)

 

 

 

上記の違いを踏まえると、could/was able toは次のように使い分けができます。

 

 

まずはcouldから。具体的な場面を想定して「実際倒した」ことに言及しているわけではないので、単に能力があったcouldを使っています。

I could beat a gorilla when I was younger and stronger.
(わたしがもっと若くて強かった時、ゴリラを倒すことが出来た)

 

次はwas able toです。具体的な場面を想定して「実際倒した」ことに言及しているので、was able toを使っています。

I was able to beat a gorilla and now keep him.
(わたしはゴリラを倒すことが出来て、今は彼を飼っている)

 

 

なお、否定文になったときは、could not/was not able toのどちらを使ってもあまり意味が変わらないとされることも多いですが、やはり「could: 能力」「was able to: 実際やった」という違いを意識することがあります。

 

I could not shoot the bear because I didn’t want to kill it.

(わたしはクマを殺したくなかったので、クマを撃つことが出来なかった

=気持ちの上でクマを撃つ能力がなかった)

 

I was not able to shoot the bear because it ran away quickly.

(クマが素早く逃げ去ったので、わたしはクマを撃つことが出来なかった

=クマが素早かったので、実際撃つことが出来なかった)

 

 

また、can’t have Vp.p.との違いは下記の記事でまとめています。ここら辺はややこしいところなので、一気にマスターした方が絶対良いです。

【わかりやすく整理】could not Vとcan’t have Vp.p.の違い

 

 

さらに、「あり得る」というcanについても、注意が必要です。基本的には今回の記事と似た発想で理解することが出来るので、ぜひ併せてお読みくださいね。

【驚愕】canが「あり得る(推量)」の意味で使えない場合とは

 

 

また、そもそもcanが持つ意味・用法について詳しく説明してあります。イメージから理解できるので超オススメです。

【決定版】canの意味・用法まとめ【イメージで理解】

 

 

なお、よく質問を受けるのですが、「おススメの文法書を3つ挙げろ」と言われたら、

  1. ロイヤル英文法
  2. 現代英文法講義
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がダントツでおススメです。

 

 

何か疑問があれば、真っ先に調べるのがロイヤル英文法です。当ブログでも、「この記述で大丈夫かな?」と不安になることがあれば、よく活用させて頂いています。

 

 

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それでは!

 


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