「起きる」という英単語には、よく次の3つが使われますが、これらをハッキリ使い分けることは出来ますか?
wake (up)/awake/get up
これらは、ハッキリと違う意味を持っているのですね。
知らなかった…
今回はこれらの違いについてわかりやすくまとめてみました。1分で読めますよ!
wake/awake/get upの意味・使い方の違い
「起きる」を意味するwake (up)/awake/get upの違いは下記の通りです。
- wake (up)*: 身体は寝たまま、自然に起きる ⇒動詞として使用
- awake: 身体は寝たまま 、自然に起きる ⇒動詞・形容詞として使用 (形容詞として使用されると、身体が起きている意味も含むことが多い)
- get up: 身体を起こす、意図的に起きる ⇒ 動詞として使用
*upがあってもなくてもあまり意味は変わりませんが (上方向への動きのイメージが強くなる)、「①会話文ではupを付ける」「②命令文ではupを付ける」という原則があります。
具体的な説明は、例文付きで見ていきましょう!
wake/awake/get upの例文
wake/awake/get upの例文はコチラです。
wakeとawake
wakeとawakeは、意味自体は同じです。
身体は起きず、布団に入ったまま目だけが開くような状態を意味します。つまり、「自然に目が覚める」ときによく使われます。
wakeの例文はコチラです。
I woke from a deep sleep.
(わたしは深い眠りから覚めた)
I woke to find myself alone.
(ふと目覚めると、わたしは独りぼっちであることに気がついた)
Wake up!
(起きろ!)
次はawakeの例文です。
動詞としてはwakeと同じ意味を持ちますが、形容詞として使われる場合、「眠らない=身体も起きている」と少し意味が変わるので、注意が必要です。
<動詞>
He awakes at seven every morning.
(彼は毎朝7時に起きる)
<形容詞>
He was awake all night.
(彼は一晩中起きていた)
The noise kept him awake all through the night.
(その騒音のせいで、彼は一晩中眠れなかった)
なお、wakeやawakeは、過去形や過去分詞形が
- wake-woke-woken (アメリカではwake-waked-wakedもアリ)
- awake-awoke-awoken (アメリカではawake-awaked-awakedもアリ)
と変化するので気をつけましょう。
get up
次にget upです。
身体を起こす動作、意図して起きるといった意味合いを含みます。
I got up at eight and had breakfast.
(わたしは八時に起き、朝食を食べた)
おわりに
いかがでしたか? ちょっとした違いですが、文章の読解や日常会話で迷うことはなくなりますね。
質問等あればコメント欄までお願いします。
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