今回ご紹介するのは、distinguish A from B 型の動詞です。これと同じ形をしていて、似たような意味になる動詞がいくつかあるのです。
覚えるの嫌だ…
前置詞fromの働きに着目すれば暗記がグッと楽になります。超簡単に説明しますので、ぜひ読んでみてくださいね。(3分で読めます)
<参考記事>
【本質から理解!】前置詞fromのイメージとは【fromの意味一覧】
distinguish A from Bの意味/類似表現まとめ
まずは、distinguish A from Bと同じ形をとる動詞をまとめてみたいと思います。
- distinguish A from B:AとBを区別する
- know A from B:AとBの見分けがつく
- tell A from B:AをBと見分ける
わかったようなわからないような…
前置詞fromの意味合いを理解すれば一発で覚えられます。
では、前置詞fromのイメージとは、いったいどういうものなのでしょうか?
前置詞fromのイメージ
前置詞fromの一番コアなイメージは「出発点」です。
from Tokyoは「東京から」という訳になりますが、
これは、「東京から出発する」という意味合いを持つんですね。
で、出発するということは、少し見方を変えれば「分離」する(=離れる)ということです。
二つのモノを分離するのであれば、二つを「区別」することにもつながるかもしれません。
このような連想ゲームの結果、fromは「区別」の意味合いで使われるようになったんですね。
今回の動詞で使われているfromは、まさにコレです。全て「区別」のニュアンスで使われているのです。
<参考記事>前置詞fromをイメージで理解する
例文
distinguish A from B 型の動詞でfromが使われている理由を理解出来たら、あとはいくつか例文を見ていきましょう。
fromが持つ「区別」の意味により、AとBを区別して考えている点に注目してください。
distinguish A from B
distinguish A from Bで、「AとBを見分ける、区別する」という意味になります。
コチラが例文です。
The child can’t distinguish right from wrong.
= The child can’t distinguish the difference between right and wrong.
= The child can’t distinguish between right and wrong.
= The child can’t distinguish right and wrong.
(その子供は、正しいことと間違ったことを区別することが出来ない)
「A=right(正しいこと)」と「B=wrong(間違ったこと)」が離され、区別されていますね。
また、distinguishという動詞自体にも、「区別する」という意味があります。
そのため、
- distinguish the difference between A and B
- distinguish between A and B
- distinguish A and B
も同じ意味になります。
know A from B
know A from Bで、「AとBの見分けがつく」という意味になります。
knowは「知っている、わかる」という意味の動詞ですね。
「AとBの区別がわかる」→「AとBの見分けがつく」
というイメージで理解しましょう。
こちらが例文です。
He doesn’t know Spanish from Italian.
= He doesn’t know the difference between Spanish and Italian.(彼はスペインとイタリアの見分けがつかない)
なお、know the difference between A and Bでも、「AとBの見分けがつく」という似たような意味になります。(直訳すると「AとBの間の違いがわかる、知っている」ですね)
tell A from B
tell A from Bで「AをBと見分ける」という意味になります。
tellは「言う、伝える」という意味の動詞ですね。
「AとBを区別して言う」→「AをBと見分ける」
というイメージで理解しましょう。
Can you tell whiskey from brandy?
= Can you tell the difference between whiskey and brandy?(あなたは、ウイスキーをブランデーと見分けることが出来ますか?)
knowやdistinguishと同じく、tell the difference between A and Bでも、「AをBと見分ける」
という似たような意味になります。(直訳すると「AとBの間の違いを言う」ですね)
おわりに
いかがでしたか? 微妙な違いこそあれ、「AとBを離して区別する」という意味合いに変わりはありませんね。あとは使われている動詞によって意味を変えていくだけでOKです、
コメント
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