【決定版】to be Cの省略パターンまとめ -seem/appear/prove/turn out

基本単語

 

今回はto be Cの省略についてまとめてみたいと思います。

 

表現によっては、to beの部分が省略されることがあるのですね。

 

どんな単語で起こるのか?

 

どんなルールが存在するのか?

 

意外と知られていない点が多いと思いますので、今回まとめてみました。

 

to be Cの省略パターン/ルールまとめ

下記にto be Cのto be部分が省略される表現をまとめてみました。まずはざっと流して見てください。

 

ポイント

<to beの省略が起こる表現>

  • seem (to be) C: Cのように思われる
  • appear (to be) C: Cのように思われる
  • prove (to be) C: Cのように思われる
  • turn out (to be) C: Cのように思われる

 

<to beの省略が起こるためのルール>

  • Cの部分に比較可能な単語が来ていれば省略可
  • 比較や程度の差が存在しない表現は、原則to be省略不可
  • afraidなどのa-から始まる表現も原則to be省略不可
  • 客観的事実を語る場合には”to be C”、主観的事実を語る場合には”(to be) C”が好まれる

 

 

具体的には下記で見ていきましょう。

 

to be Cの省略パターン/ルール具体例(例文付き)

先ほどのルールを例文付きで詳しく説明します。

 

to beの部分が省略される表現としてよく出てくるのは、seem/appear/prove/turn out to be Cなどです。

 

下記がその例文です。全てto be部分の省略が可能です。

He seems (to be) lazy.

(彼は怠惰なように思われる)

 

He appears (to be) lazy.

(彼は怠惰なように思われる)

※seemよりも外見的に判断を下しているイメージ

 

He proved (to be) lazy.

(彼は怠惰であるとわかった)

 

He turned out (to be) lazy.

(彼は怠惰であるとわかった)

 

 

一般に、to beの後ろに「比較や程度の差が存在しない表現」が来ている場合、to beを省略できないとされています。

 

例えば下記のような表現です。

The problem seems to be philosophical.

(その問題は哲学的であるように思われる)

 

The creature seems to be a bird.

(その生物は鳥であるように思われる)

 

 

「哲学的」という表現に比較級は存在しませんし、「鳥らしさ」からも比較表現は連想しにくいです。

 

 

先ほどto be部分省略の例として挙げた「lazy: 怠惰な」という単語は、比較級が存在するため、to be省略が可能なのですね。

 

 

下記のような表現では、「より素敵な女の子」「より愚かな人間」という比較表現が連想しやすいので、やはりto be部分の省略が可能になっています。

He seems (to be) a fool.

(彼は愚か者のように思われる)

 

She seems (to be) a nice girl.

(彼は素敵な女の子のように思われる)

 

 

また、afraidなどのa-から始まる表現も原則to be省略不可とされています。

He seems to be afraid.

(彼は恐れているように思われる)

 

おわりに

いかがでしたか?

 

とても細かいルールですが、よくよく考えてみると楽しいですね。改めて下記のポイントを眺めてみて、これを機会にぜひ知識を習得してくださいね。

 

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