【なぜbe to be blamedではない?!】be to blame/a house to letの意味

準動詞

 

今回は、不定詞 (to V)の形で受動態の意味を表す表現をまとめてみました。

 

具体的にはbe to blameとa house to letです。

 

珍しい表現なので、ここで一気に確認してみましょう!

 

be to blame/a house to letの意味・使い方まとめ

be to blame/a house to letの意味・使い方まとめです。

 

ポイント
  • be to blame: 責任がある

* be to構文の「義務: すべき」の意味が使用されている。理屈の上では「be to be blamed: 責められるべき」も正しいが(be to be blamedでも良い)、慣用的にbe to blameが使用される

 

  • a house to let: 貸家

* be to blameと同じく、慣用的にto letの形が使用される(to be letでも良い)

 

 

 

これだけ見てもよくわからないですね。

 

一緒に下記にて例文と一緒に見ていきましょう!

 

例文

以下が例文です。

 

be to blame:責任がある

まずは「be to blame:責任がある」からみてみましょう。

 

He is to blame for the accident.

(彼はその事故に責任がある)

 

 

blameは「~をとがめる/責める」という意味の他動詞です。

 

つまり、厳密に言えば、blameの部分は「責められるべきだ」と受動態の形になるハズです。

He is to blame for the accident.

⇒He is to be blamed for the accident.

(彼はその事故に責任がある)

 

 

ただ、

  • be to be blamedが長い
  • to blameが「責任がある」という形容詞のように感じられる

ことから、be to blameが定着したと考えられています。

 

be to be blamedの形を使用しても、間違いというわけではありません。

 

a house to let: 貸家

「a house to let: 貸家」も同様の表現です。

 

letは「~を貸す」という意味の他動詞なので、a house to be let (≒貸されるための家)となるハズです。(to Vのカタマリが形容詞として、直前の名詞a houseを修飾しています)

 

 

これもto be letとしても良いのですが、慣用的にto letでつなぐのが普通ということになっています。

This is a house to let.

⇒This is a house to be let.

(これは貸家です)

 

おわりに

いかがでしたか? 言語は理屈で割り切れないのが難しいところです。ある程度は理屈も必要ですが、ある程度は割り切ってパターンで覚えてしまうのが吉です。

 

コメント

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