今回は、不定詞to Vの形で受動態の意味を表す表現をまとめてみました。
具体的にはbe to blameやa house to letです。
珍しい表現なので、ここで一気に確認してみましょう!
be to blame:責任がある
まずは「be to blame:責任がある」からみてみましょう。
He is to blame for the accident.
(彼はその事故に責任がある)
blameは「~をとがめる/責める」という意味の他動詞です。
つまり、厳密に言えば、blameの部分は「責められるべきだ」と受動態の形になるハズです。
He is to blame for the accident.
⇒He is to be blamed for the accident.
(彼はその事故に責任がある)
ただ、
- be to be blamedが長い
- to blameが「責任がある」という形容詞のように感じられる
ことから、be to blameが定着したと考えられています。
a house to let: 貸家
「a house to let: 貸家」も同様の表現です。
letは「~を貸す」という意味の他動詞なので、a house to be let (≒貸されるための家)となるハズです。
(to Vのカタマリが形容詞として、直前の名詞a houseを修飾しています)
これもto be letとしても良いのですが、やはり慣用的にto letでつないでもOKということになっています。
This is a house to let.
⇒This is a house to be let.
(これは貸家です)
まとめ
以下、まとめです。
- be to blame / be to be blamed: 責任がある
- a house to let / a house to be let: 貸家
以上、目からウロコの豆知識でした。
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