【なぜ?!】may well do/may as well do as doの意味/用法 -might

基本単語

 

今回は以下の三つの意味・用法をまとめたいと思います。

  • may (might)  well V
  • may (might)  as well V1 as V2
  • may (might)  as well V1

 

違いがわからん…

 

「なぜそのような意味になるのか?」が必ずわかるように解説します。

 

一見ごちゃごちゃしていて意味の分からない表現ですが、順を追って捉えていけば絶対わかりますよ!

 

【mightも】may well V/may as well V1 as V2の意味/使い方まとめ

まずは今回の表現の意味・用法をまとめてみましょう。

 

ポイント
  • may (might)  well V:①たぶんVするだろう、②Vするのも当然だ
  • may (might)  as well V1 as V2:V2するくらいなら、V1する方がましだ
  • may (might)  as well V1:V1するほうがましだ/V1した方がよい

mayが「①Vかもしれない(推量)」「②Vしてもよい(許可)」の意味を持つのがポイント

※mightが使われると意味が弱くなるが、日本語の和訳自体はほぼ同じと考えてOK

 

 

どうしてこんな意味になるの?

 

 

mayの持つ意味を考えてみると、理解が早くなります。

 

may well V/may as well V1 as V2の「なぜ」を考える

なぜ、

  • may (might)  well V:①たぶんVするだろう、②Vするのも当然だ
  • may (might)  as well V1 as V2:V2するくらいなら、V1する方がましだ
  • may (might)  as well V1:V1するほうがましだ/V1した方がよい

という意味になるのかを考えていきたいと思います。

 

単語レベルに分解していくのがポイントです。

 

may well V (might well V)

まずはmay wellからです。

 

mayは単独で使われると、

  • ①Vかもしれない(推量)
  • ②Vしてもよい(許可)

の二つの意味になるのですね。

 

 

may wellは上記を強めた形と考えてください。

 

wellには「よく、かなり」という意味があり、これがmayを強めているのです。

 

 

ざっくり言うと、may wellは「かなりmay」という意味なのですね。

 

may wellはmayがもともと持つ意味を強めた形なので、それぞれ右側のような意味になるのです。

  • ①Vかもしれない(推量)⇒たぶんVだろう(推量の確信度合いアップ)
  • ②Vしてもよい(許可)⇒Vするのも当然だ(許可の度合いアップ)

 

 

特に②については、

  • ②許可の度合いアップ⇒許可を与えるまでもない(Vするのも当然だ)

という発想です。

 

 

例文はコチラです。

He may well stay at home.

He might well stay at home.

(彼はおそらく家にいるだろう)

 

He may well get angry.

He might well get angry.

(彼が怒るのももっともだ)

 

She may well be proud of her son.

She might well be proud of her son.

(彼女が息子のことを誇りに思うのももっともだ)

 

 

なお、might wellも同じ意味になりますが、may⇒mightになっている分、表現が持つ意味が弱くなると考えてください。(和訳するときの日本語自体は、mayと全く同じと考えて大丈夫です)

 

※仮定法の発想で、時制を過去にずらすと「心理的な距離が遠くなる = 現実世界のことではない」というニュアンスがでてくるので、mayよりもmightの方が弱い言い方になります。仮定法について詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

【本質理解!】仮定法を基礎からやり直し

 

may as well V1 as V2 (might as well V1 as V2)

次はmay as well V1 as V2です。

 

これは、

  • may V1: V1してもよい
  • may V2: V2してもよい

の二つがas-as「同じくらい」を使って一つの文に結合されていると考えましょう。

 

 

つまり、これを組み合わせると、

may as V1 as V2となり、「V1=V2」という関係になりますね。

 

 

しかし、ここへさらにwellが加わるのです。

 

 

wellは近くにあるV1を強めてしまうのですね。

 

つまり、may as well V1 as V2では「V1>V2」という関係に変化します。

 

 

そのため、「V1してもよい > V2してもよい」という意味合いに代わるので、「V2するくらいなら、V1する方がましだ(V1する方がよい)」という意味になるのですね。

 

 

例文はコチラです。「V1 = stay」「V2 = go」になっています。

You may as well stay at home as go out.

You might as well stay at home as go out.

(君は外に出るくらいなら、家にいた方がましだ)

※「家にいる(V1)>外に出る(V2)」という関係

 

 

なお、この表現でもmightを使うと、意味が弱くなります。(和訳するときの日本語は、mayと同じと考えて大丈夫です)

 

may as well V1 (might)

最後にmay as well V1です。

 

これは、may as well V1 as V2から“as V2″の部分がなくなった表現だと考えてください。

 

 

つまり、may as well V1 as V2のas V2部分を無視して訳せばOKです。

 

  • may as well V1 (as V2): (V2するくらいなら、)V1する方がましだ

 

 

例文はコチラです。

You may as well stay at home.

You might as well stay at home.

(君は家にいた方がましだ)

 

 

コチラの表現でも、mightを使った場合は意味が弱くなります。

 

まとめ

いかがでしたか? 改めてまとめを載せておきます。理解したうえでまとめを眺めると、今度は頭にスッと入ってきますね!

 

ポイント
  • may (might)  well V:①たぶんVするだろう、②Vするのも当然だ
  • may (might)  as well V1 as V2:V2するくらいなら、V1する方がましだ
  • may (might)  as well V1:V1するほうがましだ/V1した方がよい

mayが「①Vかもしれない(推量)」「②Vしてもよい(許可)」の意味を持つのがポイント

※mightが使われると意味が弱くなるが、日本語の和訳自体はほぼ同じと考えてOK

 

 

一見難解な表現も、理解できると楽しいですね! 引き続き英語の勉強を楽しんでいきましょう。

 

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