今回は“push O open ⇔push open O”のように書き換え可能な動詞をまとめてみました。
どういうこと?
一体どういうことなのか? 書き換えて意味は変わるのか?
サクッと確認していきましょう!
“push O open ⇔push open O”書き換え可能な動詞まとめ
“push O open ⇔push open O”と書き換え可能な動詞まとめは下記のとおりです。
ポイント
- blow O open ⇔blow open O: Oを吹き飛ばして開ける
- break O open ⇔break open O: Oを壊して開ける
- burst O open ⇔burst open O: Oを押し破って開ける
- fling O open ⇔fling open O: Oを荒々しく開ける
- kick O open ⇔kick open O: Oを蹴って開ける
- pull O open ⇔pull open O: Oを引いて開ける
- push O open ⇔push open O: Oを押し開ける
- swing O open ⇔swing open O: Oをさっと開ける
- throw O open ⇔throw open O: Oをさっと開ける
- wrench O open ⇔wrench open O: Oをこじ開ける
※openは、「左のパターンでは形容詞(SVOCのCに該当)」、「右のパターンでは句動詞の一部の副詞」と考えられる。右のパターンの方が意味が強いイメージ。
これだと少しわかりにくいですね。具体例と共に見ていきましょう。
“push O open ⇔push open O”での意味の違い
pushを例に挙げてみます。どちらもざっくり同じ意味です。
She pushed the door open.
She pushed open the door.
(彼女はドアを押し開けた)
上のパターンは”push O C: Oを押してCにする”というSVOCが使われています。”push the door(O) open(C): ドアを押して開いた状態にする”というわけですね。
下のパターンは”push open~: ~を開く”という形で、openが句動詞の一部の副詞として使われています。”push open~”が一つの意味のカタマリのように感じられるので、この形も許容されるのですね。
“push open~”と、「押す」「開く」という単語が並んでいるので、下のパターンの方が力強いイメージを伴います。
おわりに
いかがでしたか? ちょっと細かい意外な知識でした。
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