【絶対わかる】unlessの意味・用法【if notとの違いを徹底解説】

接続詞

 

今回は接続詞unlessを紹介します。訳は「~しない限り」ですが、よくよく考えると奥の深い単語なのです。

 

unlessの基本的な用法

まずは基本から。unlessの用法と注意点をざっくりまとめます。

 

unlessの用法と注意点
  1. ~unless SVで「SVしない限り、~」と訳す(≒if not, except if)
  2. 品詞は接続詞。文末にくるのが普通だが、文頭にきても良い
  3. unless内で、willは使用出来ない
  4. unlessは、仮定法では使用出来ない
  5. unlessは、主節でなんらかの感情が表されているとき使用出来ない
  6. unless内に否定文があるとき、if notとの書き換えは出来ない

 

うーん…

わかったような、わからないような…

 

 

具体的に見ていきましょう。

 

I will go out unless it rains.

Unless it rains, I will go out.

(雨が降らない限り、わたしは外へ出る)

 

辞書や参考書なんかでは、「unless≒if not」と記述されています。下記の例文では、ニュアンスの違いは多少あるにせよ、たしかに「unless⇔if not」で置き換えが出来ています。

 

I will go out unless it rains.

(雨が降らない限り、わたしは外へ出る)

≒ I will go out if it does not rain.

(もし雨が降らなければ、わたしは外へ出る)

 

unless内でのwillはNG

unless内でwillを使うのはNGなんですね。先ほどの例文をもう一度見てください。

 

I will go out unless it rains.

(雨が降らない限り、わたしは外へ出る)

≒ I will go out if it does not rain.

(もし雨が降らなければ、わたしは外へ出る)

 

unless it rainsの部分に注目です。明日なのか明後日なのか、いつの話をしているのかわからないけれど、この文は未来の話をしているわけじゃないですか。

 

「(未来に)雨が降らない限り、(未来に)わたしは外へでる」。こういうことを言っているわけです。

 

だから、I will go outの部分ではwillを使用しているんですね。未来の話をしているわけなので、未来の出来事について話せるwillを使用しているのです。

 

一方、unless it rainsの部分では、未来の話をしているのにもかかわらず、willを使用していないのです一体どういうわけか?

 

それは、時・条件の副詞節内ではwillを使用できないという大原則があるためです。「~しないかぎり」というのは、まさに条件ですよね。「~しないかぎり、…するよ」と言っているわけですから。

 

例文をよくよくみると、ifの中身にもwillは使われていません。これもやはり、時・条件の副詞節内ではwillを使用できないという大原則があるためです。

 

仮定法でのunless使用はNG

「unless≒if not, except if」としていますが、これはあくまで条件法としての使用に限るんですね。下記のような仮定法の文では、unlessを使用することは出来ません。

 

条件法と仮定法の違いは下記の記事でも紹介しているので、ご興味のある方はそちらをお読みください。

 

<参考>条件の接続詞まとめ【suppose, providing, on condition等】

 

主節でなんらかの感情が表わされているとき、unless使用はNG

主節でなんらかの感情が表されているとき、unlessの使用はNGです。if not→unlessの置き換えは出来ません。

 

【正しい表現】

I will be surprised if he does not come.

もし彼が来ないのなら、わたしは驚くでしょう)

 

【NG表現】

I will be surprised unless he does not come.

彼が来ない限り、わたしは驚くでしょう)

 

主節というのは、I will be surprisedの方ですね。「もし~なら→…だ」というように、この文はあくまで「…だ」の方が本体なのです。本体だから主節、というわけです。

 

それで、主節で感情表現が使用されている場合、unlessの使用は不可なんですね。例文を見てもわかります。【NG表現】の方は、日本語で考えても不自然です。その直感的な理解をそのまま英語に持ち込んで良いです。これは、英語でも不自然な表現なのです。

 

unless内に否定文があるとき、if notとの書き換えは出来ない

unless内に否定文があるとき、unless→if notの書き換えは出来ません。例文で見てみましょう。

 

Don’t ask me unless you don’t understand.

君が理解していない場合を除いて、わたしに尋ねるな)

 

Don’t ask me if you don’t understand.

もし君が理解していないのなら、わたしに尋ねるな)

 

if notを使った文でも意味は成り立っており、間違った表現ではないですが、unlessとは内容が全く異なってしまっていますね。

 

unlessは「理解していない場合を除いて(≒理解していないなら)→尋ねて良い」なのに対し、

if notは「理解していないなら→尋ねるな」となっています。全く逆の内容ですね。

 

これも小難しく考えるよりは、日本語の和訳で考えてしまえばよいと思います。

 

実は”unless = except if ≒ if not”?

ここからはほぼ雑談です。聞き流してOKです。

 

文法書や辞書を見ると、多くのモノはunless≒if notとしているんですね。たしかに、多くの場合unlessとif notで置き換え可能なので、その理解で差し支えありません。

 

ただ、上記で挙げたように、unless≠if notとなることもあるんですね。置き換え不可能なパターンというのが存在するんです。

 

それで、Oxfordの英英時点を見ると、unless=except ifと記載されているんですね。たしかに、except ifって「~する場合を除き」という訳になるので、unlessの「~しない限り」とは、より近い表現と言えそうです。今回の記事で挙げた例文も、unlessは全てexcept ifで置き換え出来そうです。

 

なので、unless≠if notとなるパターンが存在するのは、あくまでunlessif notだからなのです。非常に近い表現なので、unlessとif notで置き換え可能な場合が多いけれども、所詮は「≒」。完全一致するわけではないのです。

 

ちなみに、unless=except ifとif notの違いは、ベン図を使えば説明できます。(註:図を描くのがメンドウなので文章だけで説明します。たとえばI will go out except if it rains.という文は、「雨が降ったら絶対出かけない」という意味合いを持ちます。「出かける場合」から「雨が降るとき」を完全に排除しているわけですから。一方、I will go out if it does not rain.という文は、「雨が降っても出かける可能性がある」という意味合いを持っています。「雨が降らなければ→出かける」と言っているだけで、「雨が降った場合」については言及していないのです。つまり、「雨が降った場合」も出かける可能性が残されているのです)

 

で、ベン図を使えば説明できるということは、両者には論理的に明確な違いがあるってことです。論理的な観点から明確な違いがあるということは、日本語で論理的に考えても明確な違いがあるといえます。つまり、unlessとif notの違いは、日本語で考えた時に生じる「おかしいな?」という感覚である程度処理して良いと思います。

 

おわりに

いかがでしたか?最後は少し小難しくなってしまいましたが、興味のない方はあまり突っ込まなくてもOKです。

 

unlessの基本的な用法だけ押さえれば、それでOKだと思います。(多少丸暗記した方が手っ取り早いこともたくさんあります)

 

 

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  1. ロイヤル英文法
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それでは!

 


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