こんにちは、洋楽で英語を学ぶシリーズ、今回の題材は”Grandfather’s Clock(大きなの古時計)”です。子供の頃、一度は聞いたことがある曲だと思います。
“Grandfather’s Clock”のざっくりした歌詞
日本で知られている歌詞と大きくは変わりません。
大きな古時計と共に過ごしたおじいさんの人生。おじいさんが亡くなった時、その古時計も動きを止めてしまった…品の良い静けさが漂う名曲です。
It was bought on the morn of the day that he was born,
And was always his treasure and pride.(その時計はおじいさんの生まれた朝に買ってこられて、
常におじいさんの宝であり誇りであったんだ)
このように、おじいさんと時計は文字通り生涯をはじめから共にしていたことがわかります。
※ちなみに、上記は「♪おじいさんの生まれた朝にやって来た時計さ」に対応する部分です
never to V: 二度とVしない
さて、今回の曲に注目したいのは次の表現です。
- ~(,) never to V: ~して、二度とVしない
※カンマは省略可
これは不定詞to Vの結果の用法というものが使用されています。ざっくり言うと、前から訳していくのがポイントです。
結果の用法の定型表現として「~(,) never to V: ~して、二度とVしない」というものがあるのですが、これが曲の一番良い部分で使用されています。
「♪いまはもう動かない おじいさんの時計」に対応する一節です。
But it stopped short, never to go again
When the old man died.
(けれど、その時計は急に止まり、二度と動くことはなかった
おじいさんが死んでしまったとき)
“it stopped short”は「急に止まり」という意味です。shortは副詞として使用されると「急に」という意味を持つのですね。
この後ろに“, never to go again”と今回ポイントとなる表現が続きます。「急に止まり、二度と動くことはなかった」ですね。”go”は時計の針が前に行くイメージで「進む」という意味で捉えると良いですね。
上記の表現は入試や英検などの各種試験はもちろん、実際の英文でもしばしば見かける表現です。何度か口ずさみ、リズムに乗せて覚えられると英語学習がいっそう楽しくなると思います。
また、今回の表現とセットで覚えてもらいたい”only to V”は下記の記事で紹介しているので、よろしければ併せてお読みくださいね。5分程度でサクッと読めます。
【歌で学ぶ英語】Rocky Raccoon【only to V】
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