今回は「一等を取る」win first place/win first prizeの違いをまとめてみたいと思います。
takeやgetなどを使った類似表現、「二等を取る」「三等を取る」といった表現についても触れてみました。
これがわかると、英語表現の幅がぐっと広がりますよ!
「一等を取る」win first place/win first prizeの違い、その他類似表現
まずはザクっとまとめから見てみましょう。「一等を取る」win first place/win first prizeの違い、その他類似表現は下記の通りです。
<win first place/win first prizeの違い>
- win first place: 一等を取る(大会など、賞金などは出ない)
- win first prize: 一等を取る(宝くじなど、賞金などが出る)
※例外もあり
<その他類似表現>
- win/get/take first place: 一等を取る
win/get/take first place: 二等を取る
一つずつ詳しく見ていきましょう!
win first place/win first prizeの違い
まずはwin first place/win first prizeの違いから。
prizeには「賞品、賞金」という意味があります。そのため、スポーツ大会等に勝利した場合は、通常win first placeを使用します。スポーツの大会で勝つことは、賞金がもらえることに焦点が当たっているわけではありませんよね。
一方、宝くじなどで一等を取る場合は、win first prizeを使用します。賞金がもらえることに焦点が当たっていますよね
例文はこちらです。
He won first place in the competition.
(彼はその大会で一位を取った)
He won first place in the competition.
(彼はその大会で一位を取った)
なお、win first prizeが「大会などで一等を取る」の意で使われることがあります。文例を見ていると、「大きな大会(賞金が発生するようなプロの大会)」で使われることが多い気がします。
例文はコチラ。ピアニストの辻井さんが主語になっています。
Tsujii became the first Japanese pianist to win first prize in the Competition.
(辻井はその大会で一位を取った最初の日本人となった)
その他類似表現
その他類似表現です。
winの代わりにget/takeが使えます。
He won first place in the competition.
He got first place in the competition.
He took first place in the competition.
(彼はその大会で一位を取った)
また、「二等を取る」「三等を取る」のように、「一等ではないとき」は、winを原則使いません。勝っているわけではないからですね。代わりにget/takeを使いましょう。
He got second place in the competition.
He took second place in the competition.
(彼はその大会で二位を取った)
まとめ
いかがでしたか。改めて最初に紹介したまとめを見てみましょう。頭に残りやすくなっているハズです。
<win first place/win first prizeの違い>
- win first place: 一等を取る(大会など、賞金などは出ない)
- win first prize: 一等を取る(宝くじなど、賞金などが出る)
※例外もあり
<その他類似表現>
- win/get/take first place: 一等を取る
win/get/take first place: 二等を取る
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