突然ですがみなさん、need Vingで「Vされる必要がある」という訳になることを知っていましたか?
Vingなのに「される」と訳すの? need to Vとの違いは?
そうですね、非常に厄介なヤツですね。
ただ、この形で「される」と訳す動詞は、実はそれほど多くはありません。
to Vとの違いとあわせ、今回まとめてご紹介するので、これを機会に押さえてくださいね!
need Ving型の動詞意味まとめ
まずはneed Ving型の動詞の意味まとめです。下記の動詞は、直後にVing (動名詞)が来た場合、「Vされる」という受け身の意味になります。
- need Ving: Vされる必要がある(need to V: Vする必要がある)
- require Ving: Vされる必要がある (require to Vの形は原則ナシ)
- want Ving: Vされる必要がある (want to V: Vしたい)
⇒needのみ「need Ving ≒ need to ve Vp.p.」で書き換え可能
- deserve Ving: Vされるに値する (deserve to V: Vするに値する)
⇒deserveは「deserve Ving ≒ deserve to ve Vp.p.」で書き換え可能
どうして受け身の意味になるの?
たとえば、「need Ving: Vされる必要がある」で考えてみましょう。repairは「~を修理する」という意味の単語です。
The car needs repairing.
(その車は修理されることを必要としている
直訳: その車は修理することを必要としている)
直訳すると、「その車は修理することを必要としている」ですね。「車が」「修理することを必要としている」ので、「車は修理される必要がある」という意味内容になりますよね。
なお、「need to V: Vする必要がある」は能動態の意味になるので、need Vingとの違いに注意してください。
He needs to repair the car.
(彼はその車を修理する必要がある)
その他の単語の用法含め、さらに詳しい説明は下記にて例文付きで見ていきましょう。
need/require/want/deserve Vingの例文
need/require/want/deserve Vingの例文です。
意味ごとに分けてみていきましょう。
need/require/want Ving
「need/require/want Ving: Vされる必要がある」からです。
例文はコチラです。なお、needのみ、頻度は下がりますが「need to be Vp.p.」で書き換え可能です。
The car needs repairing.
= The car needs to be repaired.
= The car requires repairing.
= The car wants repairing.
(その車は修理されることを必要としている
= その車は修理を必要としている)
なお、wantは元々
- 欠けている⇒必要である⇒欲する
というところから来ています。
今回のような意味で使用されるのも納得ですね。
deserve Ving
「deserve Ving: Vされるに値する」です。これもやはり、「~される」という訳になる点に注目です。
例文はコチラ。頻度はかなり下がりますが、一応「deserve to be Vp.p.」で書き換え可能です。
The suggestion deserves considering.
= The suggestion deserves to be considered.
(その提案は考えられるに値する
=その提案は考慮に値する)
おわりに
いかがでしたか?
やや特殊な訳し方をする動詞でしたが、数は多くはありません。今回まとめたものさえチェックしておけば怖いものなしです!
ご不明点等あれば、コメント欄までお願いします。
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