今回は再帰代名詞oneselfを使う場合についてまとめてみたいと思います。
再帰代名詞oneselfってなに?
〇〇selfのことですね。
myselfなら「わたし自身」、yourselfなら「あなた自身」…などのように訳します。
・再帰代名詞oneselfの一覧表
単数 | 複数 | |
1人称 | myself | ourselves |
2人称 | yourself | yourselves |
3人称 | himself, herself, itself | themselves |
わかっているようで意外とわかっていない再帰代名詞oneselfの使用パターンを、サクッと確認していきましょう!
【強調/目的語】再帰代名詞oneselfの意味/用法
再帰代名詞oneselfを使用するのは、ざっくり次の2パターンです。
- 強調するとき
- 主語=目的語のとき
いまいちピンとこない…
1つずつ丁寧に見ていきましょう!
【強調/目的語】再帰代名詞oneselfの例文
再帰代名詞oneselfの具体例を例文と一緒に見ていきましょう。
強調するとき
強調するときから見ていきましょう。
ポイントは次の通りです。
- 主語、目的語、補語などと同格に用いて、その意味を強める
- 強調したい単語の直後に置くのが原則
- ただし、強調したい語が主語の場合、位置は比較的自由
具体的には、次の例文を見ていきましょう。
まずは主語の”I”を強調しているパターンです。主語を強調しているので、myselfは様々な位置に来ています。
I myself wouldn’t do such a thing.
= I wouldn’t do such a thing myself.
= Myself, I wouldn’t do such a thing.
(わたしならそんなことはしないでしょう)
次は目的語を強調しているパターンです。“John”を強調していますね。
I spoke to John himself.
(わたしはジョン自身と話をした)
最後は補語を強調しているパターンです。“kindness (親切さ)”を強調していますね。
She is kindness itself.
(彼女は親切そのものだ)
主語=目的語のとき
主語=目的語のときを見ていきましょう。
ポイントは下記の通りです。
- 主語=目的語となるとき、目的語部分に再帰代名詞が使用される。
- わざわざoneselfを使うのは、SVO構文ではS≠Oになるという原則があるため。
- 「oneselfなら例外的に良いだろう」ということで、oneselfを使用するようになった(らしい)
例文で見ていきましょう。
“The boy = himself”になっていますね。
主語と目的語が一致しているので、himではなくhimselfが使用されているのがポイントです。
The boy shot himself.
(その少年は、自分自身を撃った)
もう一つ、別の例文も見ていきましょう。
前置詞の後ろにくる単語は、「前置詞の目的語」と呼ばれています。つまり、himselfが前置詞の目的語というわけですね。
主語が”The boy”、前置詞の目的語が”himself”なので、“The boy = himself”にとなっている点に注目です。
The boy looked at himself in the mirror.
(その少年は鏡で自分自身を見た)
おわりに
いかがでしたか?
盲点になりがちな再帰代名詞oneselfですが、もうこれでバッチリ使いこなせますね!
なお、「再帰代名詞+他動詞のパターン」「前置詞+再帰代名詞のパターン」も下記にまとめてみました。興味のある方はぜひお読みくださいね!
参考①:【サクッと理解】他動詞+再帰代名詞で自動詞的になるパターンまとめ
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