今回はfall/drop/drip/spill/leak「落ちる、こぼれる」の意味・用法の違いについてまとめてみたいと思います。
日本語にしてしまうと違いが判らない単語ですが、イメージ付きでその違いを徹底的にわかりやすく説明してみました。
fall/drop/drip/spill/leak「落ちる、こぼれる」の意味・用法まとめ
まずはfall/drop/drip/spill/leak「落ちる、こぼれる」の意味・用法の違いをざっくりまとめてみました。それぞれ下記のような違いがあります。
- fall: 落ちる(落ちる過程 / ヒラヒラ・パラパラ)
- drop: 落ちる(ストンと落ちる / 急なイメージ)
- drip: したたり落ちる(ポタポタ / ドリップコーヒー)
- spill: ~をこぼす(こぼれる)
- leak: 漏れる(液や気体、情報などが漏れる / WikiLeaks)
これだけではまだわかりませんね。
具体的な例文と一緒に見ていきましょう!
accept/receive/take/catch/have「受け取る」の例文
こちらが例文です。
fall: 落ちる(落ちる過程 / ヒラヒラ・パラパラ)、drop: 落ちる(ストンと落ちる / 急なイメージ)
まずはfallとdropです。
両者の違いは下記の通りです。
- fall: 落ちる(落ちる過程 / ヒラヒラ・パラパラ)
- drop: 落ちる(ストンと落ちる / 急なイメージ)
図で示すと下記のイメージです。fallはヒラヒラ落ちていく過程に意識が向いているのに対し、dropはストンと落ちてしまうイメージ(落ち方が急激)があります。
上記のイメージを頭に置いたうえで、それぞれの例文に目を通してくださいね。
The leaves are falling. (葉が落ちている)
The snow was falling. (雪が降っていた)
The temperature fell by ten degrees. /
The temperature dropped by ten degrees.
(気温が10度下がった)
The book dropped from the shelf. (本が落ちた)
You can drop by anytime you like. (君が好きな時はいつでも、君は立ち寄ってもいい)
drop byで「立ち寄る」という意味になりますが、これも「急に落ちる =急にちょっと立ち寄る」というイメージから来ています。
drip: したたり落ちる(ポタポタ / ドリップコーヒー)
dripです。
「ドリップコーヒー」という日本語のイメージ通りで、ポタポタと滴り落ちるイメージがあります。(drip coffeeという英語もちゃんとあります)
例文は下記の通りです。
Sweat was dripping.
(汗がぽたぽた落ちていた)
spill: ~をこぼす(こぼれる)
spillです。
これは容器などに入っていたものがこぼれるイメージです。
The coffee spilled over the table.
(コーヒーがこぼれた)
There is no use crying over spilt milk.
(覆水盆にかえらず =こぼれたミルクを嘆いても無駄だ)
leak: 漏れる(液や気体、情報などが漏れる / WikiLeaks)
leakです。
液や気体が漏れるイメージです。
また、政府や企業などの機密情報をリークする(=漏洩させる、すっぱ抜く)団体にウィキリークスというものがありますね。これはWikiLeaksと表記しますが、Leakの部分は「漏れる」という意味から来ています。
例文はコチラです。
The pipe is leaking.
(パイプが液漏れしている)
He leaked the secret.
(彼は秘密を漏らした)
まとめ
いかがでしたか? 改めて各単語の違いをまとめて再掲します。
- fall: 落ちる(落ちる過程 / ヒラヒラ・パラパラ)
- drop: 落ちる(ストンと落ちる / 急なイメージ)
- drip: したたり落ちる(ポタポタ / ドリップコーヒー)
- spill: ~をこぼす(こぼれる)
- leak: 漏れる(液や気体、情報などが漏れる / WikiLeaks)
似ている単語も、イメージを比較しつつ覚えると、頭に入りやすいですね!
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