【決定版】前置詞+関係代名詞+to doとは?【in which to do他】

準動詞

 

今回紹介するのは前置詞+関係代名詞+to V(不定詞)です。

 

関係代名詞の一種で、少し特殊な形をしています。

 

あまり使われない形ではありますが、これを機会にしっかりマスターしてくださいね!

 

前置詞+関係代名詞+to do (V)の意味・用法まとめ

前置詞+関係代名詞+to Vの意味・用法まとめは下記のとおりです。

 

前置詞+関係代名詞+to V
  • 意味:Vすべき関係代名詞/Vするための関係代名詞(直前の名詞を修飾)
  • 通常の関係代名詞との違い:後ろがSVを持つ節(カタマリ)ではない

 

詳しくは下記にて確認していきます。

 

意味

まずは意味から見ていきましょう。

 

前置詞+関係代名詞+to Vは、「Vすべき関係代名詞/Vするための関係代名詞」という訳が基本になります。例文で見てみましょう。

 

We need something for which to live.

(我々は、何か生きる目的が必要である

= 我々は、そのために生きるべき何かが必要である)

 

 

むりやり直訳すると、「我々は、そのために生きるべき何かが必要である」くらいの訳になります。先行詞somethingを、for which to liveが後ろから修飾しているんですね。

 

もう少し詳しく見るために、今回の例文を2つに分解してみましょう。関係代名詞が使われている文は、2つに分解すると構造を理解しやすいです。

We need something for which to live.

  1. We need something (我々は何かが必要だ)
  2. to live for something (何かのために生きるべき)

 

We need somethingという文が土台にあって、先行詞somethingをto live for somethingというカタマリが修飾している、という構造です。

 

通常の関係代名詞との違い

いわゆる通常の関係代名詞との違いも一応見ておきましょう。

 

次の例文と、2つに分解したものを見てください。

This is the book which Bob gave me.

  • This is the book. (これは本です)
  • Bob gave me the book. (ボブはわたしに本をくれた)

 

 

This is the bookという文が土台にあって、先行詞the bookをBob gave me the bookというカタマリが修飾している、という構造です。

 

今回紹介した「前置詞+関係代名詞+to V型」と似ているんですが、唯一違うのが、普通の関係代名詞では、2つめの文も完全な文を前提にしているんです。Bob gave me the bookは、完全な文ですよね。

 

 

一方、先ほど紹介した「前置詞+関係代名詞+to V型」では、2つめの方が完全な文を前提としていません。

We need something for which to live.

  1. We need something (我々は何かが必要だ)
  2. to live for something (何かのために生きるべき)

 

 

ただ形こそ違えど、普通の関係代名詞でも「前置詞+関係代名詞+to V型」でも、後ろの文が直前の名詞(先行詞)を修飾するという点は変わりません。

 

おわりに

いかがでしたか?

 

慣れない形でしょうから、最後にプラスαの例文を紹介して終わりにしましょう。先行詞を意識しつつ、「Vすべき関係代名詞/Vするための関係代名詞」と訳してください。

This is a box in which to keep stationery. (これは、文房具を保管するための箱だ)

  1. This is a box (これは箱だ)
  2. to keep stationery in the box (その箱の中に文房具を保管するため)

 

This is a box in which to keep stationery. (これは、文房具を保管するための箱だ)

  1. This is a box (これは箱だ)
  2. to keep stationery in the box (その箱の中に文房具を保管するため)

 

コメント