“夜遅く” at midnight/late at night/in the middle of the nightの違い

冠詞

 

今回は「夜遅く」という英語表現の使い分けについてまとめてみました。

 

at midnight/late at night/in the middle of the night

 

3分ほどで、意味・用法の違いがすっきり理解できるハズです!

 

at midnight/late at night/in the middle of the nightの違い

at midnight/late at night/in the middle of the nightの違いは下記の通りです。

 

at midnight/late at night/in the middle of the nightの違い

真夜中0時ちょうど

  • at midnight

 

夜遅く (時間に幅がある)

  • late at night
  • in the middle of the night

 

 

どうやって覚えたらいいの?

 

前置詞に注目

書く表現の違いですが、前置詞に着目すると理解が進みます。

 

 

atとinはそれぞれ下記のような違いを持ちます。

  • at:点のイメージ ⇒時間の幅に広がりがない
  • in:内部のイメージ ⇒時間の幅に広がりがある

 

※前置詞at/inについては、下記で詳しく紹介しています。

参考記事①:【本質から理解!】前置詞atのイメージとは

参考記事②:【本質から理解!】前置詞inのイメージとは

 

 

 

まずはat midnightから考えてみましょう。これは「真夜中0時ちょうど」を表す表現なので、atと結びついています。時計の針が0時00分をピンポイントで指し示すようなイメージですね。

 

 

 

次にlate at nightとin the middle of the nightです。どちらも「時間に幅のある夜遅く」を意味します。

 

どうして時間に幅があるのにlate at nightなの?

 

 

これはもともと、「夜に」という表現がat nightのように無冠詞で使われているからです。

 

夜に灯りが乏しかった昔の人にとって、夜というのは寝て覚めたら一瞬で終わるものだったのですね。だからatと結びついているのです。(ついでに言うと、一瞬で終わるものなので、輪郭をイメージすることも出来ないし、指差すことも出来ないのでaやtheがついておらず、無冠詞で使用されています)

 

ただ、そこへlate「遅くに」という表現が組み合わさることにより、「時間に幅のある夜遅く」を表現することが出来ているのです。

 

一方のin the middle of the nightはイメージ通りですね。時間に幅があるのでinが使われています。(幅があるモノは指差すことが出来るので、theが使用されています。皆が了解していて、指差せるものにはtheが付く傾向があるのです)

 

おわりに

いかがでしたか? ちょっとした表現も、単語を分解して考えると一気に理解が進みますね!

 

質問等あればコメント欄までお願いします。

 

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