今回ご紹介するのは、
- know better than to do :するほど愚かではない
です。
なぜこんな訳になるの?
その理由は、単語ごとに分解していくとわかります! 例文付きでサクッと説明します!
know better than to doの意味・使い方
まずはknow better than to doの意味・使い方から見てみましょう。
- know better than to do: ~するほど愚かではない、~しないだけの分別がある
※should/ought to know better thanの形で「~しないだけの分別を持つべきだ」の意になることが多い
例文を見てみましょう。
He knows better than to trust a stranger.
(彼は、知らない人を信用するほどバカではない)
You should have known better than to do such a thing.
(君はそんなことをしないだけの分別を持つべきだったのに)
なお、文脈上明らかな場合はthan以下が省略されることもあります。
(たとえば上の文であれば、前の文で「知らない人を信用するなよ」といった話題に触れられていれば、改めてthan以下の「知らない人を信用する」に触れる必要がなくなります)
単語の成り立ちから考える
なぜ「~するほど愚かではない」という訳になるのか? 単語の成り立ちから考えてみましょう。
まずはknow betterから見ていきます。直訳は「よりよく知っている」「もっと知っている」ですね。
次にthan to doです。直訳は「~するよりも」です。
両方を合わせると、「~するよりもよりよく知っている」ですね。
これをもう少し見ていくと、
「~するよりよく知っている」
↓
「~するよりも知っているので、~することはない」
↓
「~するほど愚かではない/~しないだけの分別がある」となり、最初の訳にたどり着きますね。
おわりに
いかがでしたか? 一見ヘンな熟語も、単語の成り立ちから考えるとスッと理解できるものです。「なんでこんな訳になるのだろう?」と疑問に思うクセをつけてくださいね。
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