今回はalreadyとyetの使い方の違いについてまとめてみたいと思います。
原則として、
- already (肯定文で使用)
- yet (否定文/疑問文で使用)
と学校で習ったと思います。
しかし、実はそうとも言い切れない部分もあるのです。
一体どういうことなのか? 驚きの用法に注目です!
alreadyとyetの違いまとめ
alreadyとyetの違いは下記の通りです。
- already: すでに (肯定文での使用が基本)
※yesの答えを期待したり、驚きを示す時は疑問文/否定文でもalreadyを使用(if節内や関係詞節内でも可)
- yet: もう/まだ (疑問文/否定文での使用が基本)
※「いまだに、依然として(still)」の意味では肯定文でもyetを使用
具体例は下記にて一緒に見ていきましょう!
alreadyとyetの例文
alreadyとyetの例文をみながら、具体的な説明を見ていきましょう。
already: すでに(肯定文/疑問文/否定文)
「already: すでに」は肯定文での使用が基本です。
alreadyの位置はhaveの後ろが基本です(強調するために文頭/文末にくることもあります)。
He has already arrived there.
(彼は既にそこへ到着している)
一方、疑問文や否定文でもalreadyが使用されることもあります。
それは、
- yesの答えを期待している場合
- 驚きを示す場合
です。
どうして?
alreadyの根底には、肯定のニュアンスが流れているからです。
疑問でalreadyを使えば、「肯定=yes」の答えを期待することになりますよね。
また、否定文でalreadyを使えば、「yesだと思ってたのに否定文ってマジ?」という驚きを示すことになりますよね。
alreadyに流れる肯定のニュアンスに注目しつつ、次の疑問文と否定文を見てくださいね。if節内や関係詞節内で使われることもよくあります。
Have you already spent all the money?
(君はもう全てのお金を使っちゃったの?)
He hasn’t come already, has he?
(彼はまだ来ていないよね?)
If you have not already met him, please go to his office.
(もしまだ彼にお会いしていないのであれば、ぜひ彼の職場へ行ってみてください)
yet: もう (疑問文)/まだ (否定文)
疑問文だと「yet: もう」、否定文だと「yet: まだ」という意味になります。
例文はコチラです。
“Has he come yet?”
(もう彼は来ましたか?)
“No, he hasn’t come yet.”
(まだ彼は来ていません)
yetのイメージは、「ある時点で物事がまだ完了しておらず、その後も続くこと」です。
このことから、「いまだに、依然として(still)」の意味では肯定文でもyetを使用します(stillを使う方が普通です)。
He is yet a child.
(彼はまだ子供だ)
He is running yet.
(彼は依然として走っている)
なお、yetには比較級や最上級とセットで使用するパターンもあります。こちらについては下記の記事にて詳しく触れているので、よろしければお読みくださいね。
おわりに
いかがでしたか? 根底に流れるイメージを理解出来れば、問題なく暗記できますね!
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