今回は助動詞mayの疑問文について学んでみましょう。
mayの代表的な意味は「~してもよい / ~かもしれない」ですが、
実はコレ、疑問文にするときは多少制約が付くことがあるのですね。
一体どんな制約があるのか? 一緒に確認していきましょう!
助動詞mayの疑問文
助動詞mayの疑問文の疑問のまとめです。
- 「~してもよい」 ⇒疑問文OK
- 「~かもしれない」 ⇒疑問文NG、might/can/couldを使用※
※ただし、否定疑問文や疑問詞wh-の疑問文では使用OK
「~してもよい」では疑問文を使っても良いです。
一方、「~かもしれない」では疑問文を使ってはいけないのですね。代わりにmightやcouldを使うのですね(一部例外的にmayを使う場合もあります)
一体どういうことなのか? 具体的な例文付きで見ていきましょう!
例文
コチラが例文です。
~してもよい
「~してもよい」の疑問文からです。
May I sit down?
(座ってもよいですか?)
May I help you?
(いらっしゃいませ =わたしはあなたのお手伝いをしてもよろしいですか?)
~かもしれない
「~かもしれない」の疑問文です。
原則として、この意味でmayを疑問文に使うことは不可です。
mayよりも控えめなmightや、「~でありうる」という意味になるcan、canより丁寧な意味を持つcouldで代用します。これらは、Do you think~?の形で言い換えることも可能です。
May the child be asleep?
Can the child be asleep?
Could the child be asleep?
(その子どもは寝ているかもしれないでしょうか?)
Do you think the children is asleep?
(その子どもは寝ていると思いますか?)
ただし、否定疑問文(not付きの疑問文)や疑問詞wh-を含む疑問文では、mayを使うことも可能です。
May the child not be asleep?
(その子どもは寝ていないかもしれないでしょうか?)
And who may you be?
(それで、どちら様でしょうか =で、あなたは誰であるかもしれないのですか?)
※上から目線の表現
意外な盲点ですが、これを機会に知識を整理して頂けたのであれば嬉しいです。
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