今回はnor, neither, not eitherの意味や使い方の違いについてまとめたいと思います。
どの表現も「~もまた…でない」という意味になるのですが、使い方がだいぶ異なるのですね。
これを機会にまとめてチェックしましょう。
3分程度で読めますよ!
nor/neither/not eitherの意味・使い方の違い
まずはポイントからまとめていきましょう。
- nor:①and不要 (接続詞なので)、②倒置する
- neither:①and必要 (副詞なので)、②倒置する
- not either:①and必要 (副詞なので)、②倒置しない
⇒会話文では、全てand不要
具体的には例文と一緒に見ていきましょう!
nor/neither/not eitherの例文
コチラが例文です。
まずは全体像から示します。
I am not rich, nor do I want to be.
= I am not rich, and neither do I want to be.
= I am not rich, and I do not want to be either.
(わたしは裕福でないし、わたしはそうなりたいとも思わない)
ポイントは、カンマ (,)の前後で次の二文がつながれていることです。
- カンマの部分に接続詞andが入るのか?
- カンマの後ろが倒置するのか?
に注目してください。
nor
まず、norでつなぐ場合、andは不要で後ろが倒置します。
norが接続詞(andなどと同じ)なので、”I am rich, nor~“とつなぐのですね。
さらに、norは「~もまた…でない」という否定語です。否定語が頭に来た場合、後ろは倒置するというルールがあるので、”I am rich, nor do I want to be.”とできるわけです。
neither
次に、neitherつなぐ場合です。
neitherは「~もまた…でない」という意味で、norと非常に似ているのですが、接続詞ではなく副詞なのですね。
andのように文と文をつなぐ機能がないので、neitherの前にandを補ってやる必要があります。
“I am not rich, and neither~”
そして、neitherも否定語なので、後ろは倒置してやります。”I am not rich, and neither do I want to be.”
not either
最後にnot eitherの場合です。
まず、neither = not eitherというのを覚えましょう。つまり、eitherも副詞なので、文と文をつなぐ際はandを補ってやる必要があるのですね。
また、either自体に否定の意味はないので、文が倒置することもありません。
その結果、次のような文が出来上がります。
“I am not rich, and I do not want to be either.”
会話文の場合
なお、会話文の場合はand不要で全て使えます。倒置の有無にだけ注意を払えばOKです。
コチラが例文です。
“I do not know her.” “Neither do I.”
= “I do not know her.” “Nor do I.”
= “I do not know her.” “I don’t either.”
(「わたしは彼女を知りません」「わたしも知りません」)
おわりに
いかがでしたか? 紛らわしい表現なので、試験でもよく狙われるポイントです。
覚えられるか不安!という方は、例文を10回程度音読してみると良いですよ。ある程度頭で理解したうえでひたすら反復をする。これこそが英語学習の近道です。
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