こんにちは!
今回は前置詞throughの意味をまとめたいと思います。
一見様々な意味がありますが、本質的な理解が出来ると、スルっと全部頭に入りますよ。
(スルーなだけに)
throughは「~を通り抜けて」
throughの根本にあるのは「~を通り抜けて」と考えてください。
トンネルを全部通り抜けるようなイメージです。
まずはこのイメージをつかんだうえで、そこから派生する様々な意味を見ていきましょう!
throughの様々な用法
throughの意味まとめは下記の通りです。
- ~を通り抜けて
- ~のあちこちを
- ~の間中
- ~を終えて
- ~のために、~によって (原因・理由・手段)
「~を通り抜けて」
「~を通り抜けて」の意味から見ていきましょう。
最も基本となる意味ですね。
They went through the kitchen to the room.
(彼らはキッチンを通り抜け、部屋へ入った)
She came through the bathroom window.
(彼女は浴室の窓を通り抜けてやってきた)
* ビートルズの歌です
「~のあちこちを」
ある場所を通り抜ければ、「~のあちこちを」行くことにもなりますね。
He traveled through Turkey.
(彼はトルコ各地を旅した = トルコのあちこちを)
「~の間中」
通り抜けることを時間的にとらえれば、「~の間中」というコトにもなりますね。
何かを通り抜ける間中ずっとという意味です。
He studied hard all through the summer.
(彼は夏の間中ずっと勉強した)
* allはthroughの「ずっと」という意味を強めています
「~を終えて」
あるものを通り抜けた後に意識を向ければ、「~を終えて」の意味になりますね。
Is he through the college yet?
(彼はもう大学を卒業したの?)
「~のために、~によって (原因・理由・手段)」
あるモノを通り抜けたことによって何かが起きれば、
「~のために (原因・理由)」や「~によって (手段)」という意味にもなりますね。
He succeeded through hard work.
(彼は懸命な努力によって成功した = 懸命な努力のために)
She died through hunger.
(彼女は飢えによって死んだ = 飢えのために)
He learned a lot through experience.
(彼は多くのことを経験を通じて学んだ = 経験によって)
He booked the flight through the agent.
(彼はそのフライトを代理人を通じて予約した = 代理人によって)
おわりに
一見様々な意味がありますが、
本質を理解していると、スルっと頭に入ってきますね!
(スルーなだけに)
なお、前置詞についてもっと知りたいという方は、
イメージで比べてわかる 前置詞使い分けBOOK、一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法(東進ブックス)
が大まかなイメージを理解するのに役に立つと思います。
特に、一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法(東進ブックス)は前置詞以外の英文法の事項も新鮮な観点(かつイメージに残りやすい本質的な記述)で説明してくれているので、お持ちでない方は手元に一冊置いておくと英語学習がとても楽しくなると思います。
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巻末に各前置詞をおおざっぱにまとめた簡単な説明が載っていますが、それがとてもわかりやすく、正直その説明のためだけでもこれを一冊買う価値があります。
前置詞は奥が深いので、ぜひぜひ上記の書籍に目を通してみてくださいね。見える世界がガラッと変わると思います。
それでは!
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