【全6選】絶対複数形になる名詞表現【make friends withほか】

名詞

 

今回は名詞が必ず複数形となる表現をチェックしていきたいと思います。

 

どうして名詞の複数形??

単数形じゃダメなの??

 

 

表現の成り立ちをみれば納得できるはずです。早速見ていきましょう!

 

「動詞+名詞複数形」の重要表現は全部で6種類!

名詞の複数形と結びつく動詞表現のうち、重要なものは全部で6種類あります。

 

まずは一覧で見てみましょう。

 

ポイント
  1. be on good terms with~:~と仲が良い
  2. change trains:電車を乗り換える(busses/planesなども可)
  3. exchange business cards with~:~と名刺を交換する
  4. make friends with~:~と仲良くなる、友達になる
  5. shake hands with~:~と握手をする
  6. take turns ~ing:かわりばんこに~する(~ingの前にinやatを付けても良い)

 

 

複数形になっている理由はズバリ、「複数のヒト/モノが必要な行為だから」です。

 

一つずつ意味をチェックしていきましょう。

 

be on good terms with~:~と仲が良い

「be on good terms with~: ~と仲が良い」です。

 

単語ごとに分解して考えてみましょう。

be: ~である

on: ~の状態

good: 良い

terms: 間柄、関係(複数形)

with: ~と

 

 

説明が必要と思われるものだけ解説していきます。

 

 

まずはonです。onは「ある状態にあること」を意味することがあります。「上に乗っかっている=ペタっと接触している=ある状態にある」というイメージです。

 

日本だと”Now on sale!(ただいま販売中!)”といった表現がなじみ深いかもしれません。これは「”sale”という状態に現在従事してますよ=現在販売中ですよ」ということなのです。(他には”on strike”で「ストライキ中」なんて言い回しもあります)

 

 

次にtermsです。今回複数形になっている名詞ですが、termは「間柄、関係」なんて意味を持っています。

 

他人との間柄というのは、自分一人では成立しませんね。だから複数形なんです。相手が必要だから複数形。

 

 

こうやって分解していき、単語を直訳していくと、「~と良い間柄の状態にある」くらいの意味になりましょうか。

 

その結果、辞書には「~と仲が良い」という訳が載っているのです。

I am on good terms with John.

(わたしはジョンと仲が良い)

 

change trains:電車を乗り換える

「change trains: 電車を乗り換える」です。

 

change: ~を変える、取り換える

trains: 電車(複数形)

 

 

路線Aから路線Bに電車を乗り換える際、必ず二つの電車が関係してきますよね。だからtrainsが複数形になっています。

 

なお、電車ではなく、バスや飛行機(busses, planes)の乗り換えにも全く同じ表現が使えます。

 

He changed trains at Tokyo station.

(彼は東京駅で電車の乗り換えをした)

 

He changed planes at Narita airport.

(彼は成田空港で飛行機の乗り換えをした)

 

exchange business cards with~:~と名刺を交換する

「exchange business cards with~:~と名刺を交換する」です。

 

exchange: 交換する

business cards: 名刺(複数形、直訳すると「ビジネスのカード」)

with: ~と

 

 

これは「名刺」部分が複数形になっています。名刺交換も一人じゃできないですからね。

He exchanged business cards with a client.

(彼はお客さんと名刺交換を行った)

 

make friends with~:~と仲良くなる、友達になる

「make friends with~:~と仲良くなる、友達になる」です。

 

make: 作る

friends: 友達(複数形)

with: ~と

 

 

「友達を作る」というのも自分と相手があって初めて成立する行為ですね。だからfriendsが複数形になっています。

Satoshi made friends with Kasumi.

(サトシはカスミと友達になった)

 

shake hands with~:~と握手をする

「shake hands with~:~と握手をする」です。

 

shake: 振る

hands: 手(複数形)

with: ~と

 

 

日本語でも「シェイク」を「振る」という意味で使ったりしますね。相手と手を握るわけなのでhandsが複数形になっています。

She shook hands with her mother.

(彼女は彼女の母親と握手した)*

 

*動詞”shake”は”shake-shook-shaken”と変化します。

 

take turns ~ing:かわりばんこに~する

「take turns ~ing:かわりばんこに~する」です。

 

take: とる

turns: 順番(複数形)

~ing: ~すること

 

 

遊戯王の「俺のターン!」というセリフはご存じないですかね? これは、「わたしの順番です」ということですね。

 

turnは「順番」という意味の英単語です。二人で交互に順番をとるわけなので、turnsと複数形になっています。

 

 

直訳すると「~することにおいて、順番を取っていく」くらいでしょうか。だから「順番に~する」という訳になります。

They took turns talking.

(彼らはかわりばんこに話をした)

 

 

ちなみに、“~ing”の前にはもともとinやatなどの前置詞が置かれていたのです。だから「~することにおいて」という直訳になるんですね。

 

なお、inやatなどの前置詞が省略されないパターンもあります。

 

まとめ

いかがでしたか? 最後に改めてまとめに目を通してみましょう。

 

ポイント
  1. be on good terms with~:~と仲が良い
  2. change trains:電車を乗り換える(busses/planesなども可)
  3. exchange business cards with~:~と名刺を交換する
  4. make friends with~:~と仲良くなる、友達になる
  5. shake hands with~:~と握手をする
  6. take turns ~ing:かわりばんこに~する(~ingの前にinやatを付けても良い)

 

 

一見難しそうな熟語も、単語ごとに分解して意味を考えればスッと意味を理解できますね。熟語学習のコツです。

 

あとは前置詞の意味なんかも一通り押さえておけば、熟語学習がさらにスムーズに進みます。前置詞は「前置詞カテゴリー」にまとまっていますので、よろしければぜひどうぞ。面白い記事満載ですので、ちょうどいい暇つぶしにもなるはずです。

 

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