今回紹介するのは前置詞inです。
一体どのような意味・イメージを持っているのでしょう?
図入りでわかりやすく説明します!
記事はサクッと読めますよ!
前置詞inのコアイメージ/意味まとめ
inは「~の中にというイメージ」と考えてください。
atと同様、物理的・時間的な範囲を指し示しますが、指し示す範囲はatよりも広いです。
inのイメージを図で示すと下記の通りです。
周囲をぐるりと包まれているようなイメージですね。
inのコアイメージを押さえたところで、主な用法を見てみましょう。
- 「~の中に、~の中で」
- 「状態」
- 「(作業や仕事に)従事する」
- 「~後に」
- 「(服やメガネなどを)身につけて」
- 「~の風に、~で」
- 「~の方角に」
個別の用法は、例文と一緒に下記にてチェックしていきましょう。
前置詞inの例文
前置詞inの例文は下記のとおりです。
「~の中に、~の中で」
まずは「~の中に、~の中で」という基本の訳を押さえましょう。
atと同様、時間や場所を指し示しますが、
指し示す範囲はatよりも広いです。
I live in Tokyo.
(わたしは東京に住んでいる = 東京の中に)
He looked at himself in the mirror.
(彼は自分自身の姿を鏡の中に見た)
「状態」
「~な状態の中にいる」と考えれば、「状態」の意味にもなります。
His life is in danger.
(彼の生命は危険な状態にある = 危険の中にある)
なお、似たような表現は下記の通りです。
全て“in 〇〇”で「〇〇な状態」という意味になります。
ある程度パターン化されているので、主要な表現を一気に押さえてしまいましょう。
- in anger: 怒って
- in debt: 借金して
- in good health, in good shape: 健康で
- in shock: 動揺して
- in surprise: 驚いて
- in trouble, in difficulties: 苦境に陥って
atにも似た表現がありますが、atと比べ、inを使った表現の方が継続性・持続性があるイメージです。
「(作業や仕事に) 従事する」
「~している中にいる」ということで「(作業や仕事に) 従事する」という意味にもなります。
先ほど扱った「状態」とよく似ていますね。
I am in politics.
(わたしは政治に関わっている = 政治の中にいる)
「~後に」
「~の中に」を時間で考え、その線の部分を意識すれば「~後に」という意味にもなります。
具体的には下記のイメージです。
「円の中」ではなく、「円のふちの部分」に意識が向いているのですね。
例文はコチラです。
Please call me back in an hour.
(1時間後に折り返しお電話ください)
「(服やメガネなどを) 身につけて」
身体が物理的に包まれれば「(服やメガネなどを) 身につけて」という意味にもなりますね。
例文はコチラです。
The girl in a white dress is beautiful.
(白いドレスを着たその女性は美しい)
「~の風に、~で」
また、抽象的な意味で包まれることを考えれば、「~の風に、~で」という意味にもなります。
例文はコチラです。
He spoke in a low voice.
(彼は低い声で話した)
The book is written in English.
(その本は英語で書かれている)
He did it in a careless manner.
(彼はそれを不注意に行った)
「~の方角に」
これは日本人が要注意な表現なのですが、方角はinで表します。
それぞれの方角に箱があって、その中に「東西南北」が入っているイメージですね。
The sun rises in the east and sets in the west.
(太陽は東から昇り、西に沈む)
* riseは「昇る」、setは「沈む」という表現です
図で表すと下記のイメージです。
おわりに
いかがでしたか?
inのイメージがつかめていると、文章を読解したり、熟語を覚える際に役立ちます。
ぜひぜひ、これを機会に本質的な理解を目指してくださいね!
コメント
[…] 参考記事②:【本質から理解!】前置詞inのイメージとは […]
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