今回はdoの「もたらす」という意味についてまとめてみたいと思います。
- do me a favor(わたしの頼みを聞き入れる)
- do you good(あなたのためになる)
- do him harm(彼の害になる)
等々…
doの「もたらす」には様々な表現がありますが、「ある法則」を把握しておけば、一発で理解できます。
「ある法則」とはなんなのか?
そもそも、どうしてdoが「もたらす」という意味を持つのか?
サクッと説明いたします!
第4文型do”もたらす”の意味/用法まとめ
「do O1 O2/O2 to O1」で「O1にO2をもたらす」という意味がベースになっています。
※O1には人、O2にはモノがきます。
よく使われる表現は下記の通りです。O1には人、O2にはモノが使われています。
- do 人 credit: 人に評判・信頼を与える(=人にcreditを与える)
- do 人 damage: 人に損害をもたらす(=人にdamageを与える)
- do 人 good: 人のためになる(=人にgoodを与える)
- do 人 harm: 人の害になる(=人にharmを与える)
- do 人 a favor: 人の頼みを聞き入れる(=人にa favorを与える)
⇒上記は全て第4文型
⇒do O2(モノ) to O1(人)に書き換え可能。その場合は第三文型
⇒O2(モノ)の位置には、害益に関する単語が置かれる
※favorは「親切な行為」という意味です。「親切な行為を1つ」ということで、aが付いています
どうしてこんな意味になるの?
これには「ある秘密」があります。
【例文付】なぜ?! 第4文型は「与える」系の意味になる!!
「ある秘密」とは、第4文型は「与える」系の意味になるというものです。
第4文型とは、SVO1O2(SV人モノ)の形をとるものですね。
この形を取る動詞は、非常にざっくり「O1にO2を与える(人にモノを与える)」という意味になるのですね。
その代表格がgiveという動詞ですが、下記の例文ではO1にher、O2にa cupが来ています。
He gave her a cup.
(彼は彼女にカップを与えた)
他にも、teachやmakeも第4文型を取ることが出来ます。「人にモノを教えてあげる/作ってあげる」という意味内容になっていますね。
He taught her English.
(彼は彼女に英語を教えた)
He made her a present.
(彼は彼女にプレゼントを作ってあげた)
いかがでしょう?
全て、O1にO2を与える(人にモノを与える)という意味になっていますね。
これを踏まえて先ほどのまとめを改めてみてみましょう。
- do 人 credit: 人に評判・信頼を与える(=人にcreditを与える)
- do 人 damage: 人に損害をもたらす(=人にdamageを与える)
- do 人 good: 人のためになる(=人にgoodを与える)
- do 人 harm: 人の害になる(=人にharmを与える)
- do 人 a favor: 人の頼みを聞き入れる(=人にa favorを与える)
⇒上記は全て第4文型
⇒do O2(モノ) to O1(人)に書き換え可能。その場合は第三文型
⇒O2(モノ)の位置には、害益に関する単語が置かれる
※favorは「親切な行為」という意味です。「親切な行為を1つ」ということで、aが付いています
doが第4文型を取っているので、全て「与える」系の意味で解釈できますね!
例文
例文はコチラです。
全て「人 モノ: 人にモノを与える」意味内容になっています。また、「モノ」の部分には「害益」に関する単語が来ている点にも注目です。
His kindness does him credit.
(彼の優しさは彼に評判を与えている =優しいので評判が良い)
He did her spiritual damage.
(彼は彼女に精神的損害をもたらした)
Exercise does you good.
(運動はあなたのためになる)
Too much exercise does you good.
(運動のしすぎはあなたの害になる)
Could you do me a favor?
(わたしの頼みを聞いてくださりませんか?)
文型を理解出来れば、意味を一瞬で覚えることが出来ますね!
まとめ
いかがでしたか? 文型がわかれば英語の世界がグッと広がりますね。
第4文型の話をさらに詳しく知りたい方はコチラの記事も是非お読みください。文型って奥が深いです。
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