今回はany notという語順が許容される場合についてまとめてみました。
原則としてanyはnot anyの語順でしか使用されないのですが、ある条件を満たすとany notの語順で使用することも出来ます。
「ある条件」とは一体なんなのか? サクッと確認していきましょう!
any notが原則ダメな理由
まずはany notが原則ダメな理由から簡単に確認していきます。
anyの根本には「なんでも」という意味があります。そのため、anyという単語を見たら「なんでも」という意味合いが読み手の頭には浮かびます。
しかし、仮にany…と読み進めていき、後ろにnotが出てきたらどうでしょう?
「なんでも…ダメ!」と真逆の意味になってしまいますね。英語は早めにyes/noをハッキリさせたがる言語なので、文の後半部分で意味を真逆にひっくり返すのはよろしくないのです。
そのため、通常はnot anyという文しか許容されないのです。
I did not see anything.
(私は何も見なかった)
※notとany等の位置関係については、下記の記事で網羅的にまとめています。3分程度でサクッと読めるのでぜひご一読くださいね。
any notが許容されるパターン
しかし一方では、any notの語順が許容される場合もあります。
それが下記の場合です。
- anyがif節の中で使用されている
- anyが句や節によって修飾されている ※
例文はコチラです。
If anybody does not want to join the party, we have to postpone it.
(もし誰かそのパーティーに参加したくない人がいれば、我々はそれを延期せねばいけない)
Anybody that does not love others will not succeed in life.
(他人を愛さない人は、人生でうまくいかないだろう)
上がif内でany notになっているパターン、下がanyが後ろから修飾されているパターン(関係代名詞節による修飾)ですね。
おわりに
いかがでしたか? 少し細かいany notの意外な規則でした。
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